花とゆめコミックス 夏目友人帳 〈第１９巻〉

緑川ゆき

白泉社（2015/04発売）

• サイズ コミック判／ページ数 192p／高さ 18cm
• 商品コード 9784592193692
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

昔の同級生・柴田から電話をもらい田沼を連れて会いに 出かけた夏目。久々の再会の中で「外木の人形屋敷」の噂 を聞く。廃屋のはずの近所の屋敷から、夜な夜な何かの 動き回る音が聞こえるのだとか…。現地を訪れた夏目が そこで目にしたものとは？　あやかし契約奇談第19巻!!　
2015年5月刊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう]

今回もほっこり。最初の柴田再登場の話がよかった。夏目のことをたいせつにしてくれる友人がまた増えて嬉しい。石洗いの話も、最後はジーン…。石に花を描いて石洗いっていう作者の発想も綺麗。レイコの昔話は珍しくレイコに礼をしに来た妖の話だったけど、めちゃくちゃしてても、結局のところレイコはどの妖に好かれてるんだなと思う。帰るところのない彼女が少し寂しい。的場一門は、嫌い。というか不穏で不安になる。今回も絡んできてハラハラした。この先も夏目はいろんな人や妖に出会って成長してくんだろうな。続きが楽しみ。

2015/05/01

[Susumu Miki(Dik-dik)]

あとがきにもありましたが、以前は夏目本人でいっぱいいっぱいな感じだったのが、今は周りの人（＋人外(笑)）を慮れるようになってきていますね。相容れない的場さんでさえも、「あれはあれで大変だ」くらいには思えているようです。

2015/05/14

[† mpwレイン †]

レイコの話が見られて良かったなぁ。そして的場…また絡んでくるか…。

2015/05/03

[か～べぇ]

石洗い様の話が特に好き｡　柴田の前でうっかりしゃべるニャンコ先生のシーンも何故か好きだな。　今回は名取さんの出番がなかった…前巻で少し気になってたのですが(o･д･)　レイコさんがお強い以外の面もでていて、もっと知りたいなと思った(^-^)

2015/05/28

[黒瀬 木綿希(ゆうき)]

【もう帰れぬなら、共に帰る場所を探しに行こう】　姿を消した石洗いの弟子が返って来なかった理由が切ない。合わせる顔がない、面目が立たないという理由は師匠からすると些細な事かもしれないが、当人にとっては…。　そしてかつての同級生・柴田が再登場し、普段のトーンと違う夏目の様子が新鮮。すっかり悪友のようになった柴田と頼り頼られの関係になっているのが実に微笑ましい。　レイコさんの何でもない一日を描き、夏目がレイコさんに見せたかった光景のことを『寂しい』ではなく『くやしく、誇らしい』と想っていたのが印象的。