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出版社内容情報
医療編、衝撃の結末! 田沼意次、青沼、平賀源内、黒木、伊兵衛、そして十一代将軍・家斉…。連綿と受け継がれた赤面疱瘡撲滅への強い意志。その想いが辿り着いた場所は──。 そして、新しい時代が始まる───!
2015年6月刊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文庫フリーク@灯れ松明の火
182
髷を結い、裃姿の黒木良順がシュッとした片岡さん(『きのう何食べた?』10巻志乃さん結婚相手)に見えてしまうのは気のせいだろうな(笑)生涯で50人以上の子を生したオットセイ将軍・家斉も、よしながさんの手にかかれば妙な所が純な将軍に。御台所・茂姫と大奥総取締・お志賀に全て持って行かれた12巻、まさかそう来るとは!十二代・家慶の出番はこれで終わり?となれば残る将軍は、家定・家茂、そして最後の将軍・慶喜のみ。ペリー来航で揺らぐ徳川幕府をどう描くのか。またしても来年が待ち遠しい『大奥』でした。(^^♪2015/06/27
れみ
163
赤面疱瘡の撲滅に挑む医療編、この巻で終わり。将軍やその側近や大奥の人々が少しずつ代替わりしながら様々なものが引き継がれていったのと同じく、赤面疱瘡の根治も源内や青沼から黒木や伊兵衛…と受け継がれて将軍家斉の助力もありついに成し遂げられたと思うと感慨深い。それにしても「殺そう」のところの治済が怖すぎてぞわっとした。この恐ろしい人を相手に頑張った家斉と御台とお志賀はホント凄いなあ。そしてそして幕末にむけて再び男女逆転とは!続きが早く読みたい!!2015/07/07
星落秋風五丈原
150
市発行の海外向け広報誌にもこの作品のことを紹介できて感無量。偉業というのは数多くの無名の人達によって成し遂げられたのかもしれない。そして本当にこうして女性達が政治を動かしていたのかもしれない、とも思わされる。治斉と御台とるいと、同じように息子を愛していたはずなのになぜにその先に立つ行動がここまで違ってしまうのか。怪物と闘うためには女達は命も愛も犠牲にしなければならなかった。それでも前に進んでいくのが歴史。2015/06/26
うさうさこ
100
今巻もおもしろかった。とうとう、幕末へと突入。明日、本屋で立ち読みしないと・・。2015/06/26
ごま
78
読んでてハラハラしました。上様が情のある常識人でよかった。でも終盤はがんばりすぎて少し残念な感じになり、御台のことをないがしろ気味にしちゃったのがかなしかった。完璧な人格者ではなく、人間的で良いような気もしましたけど。わりといい感じで進んでいて、大奥にしては珍しく展開が明るい!!と思いましたけど、悲しい影も落ちてくる巻でした。いきなり突き落としてくるので大奥は気が抜けません。大きな絶望はなかったけど、じわじわ効いてくるつらい展開はあってつらかった。黒木がわりと良い人生を送り、一矢報いてくれたことが救い。2015/08/07