ポプラ文庫
今ごはん、昔ごはん

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 211p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784591151068
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0195

出版社内容情報

生まれは京都・祇園の日本料理屋、江戸の味にも精通した直木賞作家が古今東西の食の話をつづった、滋味あふれる食べものエッセイ江戸時代にもポップコーンがあったって本当? 節分に食べていたのは「恵方巻」じゃなかった? 京都・祇園の日本料理屋に生まれ、「子どもの頃から喰い意地が張っていた」という直木賞作家・松井今朝子さんの、「食」にまつわるエッセイ集。

歌舞伎や近世文学に通じた時代小説作家ならではの視点で、京都と東京の東西味比較、美味・珍味とりまぜた食べ物の思い出、江戸時代の食文化、無形文化遺産になった「和食」の由来などが、ときにシニカルに、ときにユーモラスにつづられています。楽しく読みすすめるうちに、江戸通、京都通になれそうな知識も盛りだくさん! 
古今東西の「おいしいお話」を、たっぷりめしあがれ。

【著者プロフィール】
松井今朝子(まつい・けさこ)
1953年、京都生まれ。早稲田大学大学院修了後、松竹に入社、歌舞伎の企画・制作に携わる。その後、故・武智鉄二に師事。1997 年『東洲しゃらくさし』で小説家デビュー。同年『仲蔵狂乱』で第8回時代小説大賞、2007年『吉原手引草』で第137回直木賞を受賞。著書は、近著の『縁は異なもの 麹町常楽庵月並の記』など多数。

松井 今朝子[マツイケサコ]

内容説明

江戸時代にもポップコーンがあったって本当?歌舞伎や近世文学に通じた時代小説作家ならではの視点で、京都と東京、古今東西の味や料理法の違い、四季折々の食の愉しみを、クールかつ温かいまなざしでユーモラスにつづったエッセイ集。読めば「食ツウ」になれる一冊!

目次

江戸のごちそう、京のとっておき
めぐる季節の愉楽、悦楽
今ごはん、昔ごはん
マイ・スイート・メモリーズ
食の色、いろいろ
食べれども、食べれども

著者等紹介

松井今朝子[マツイケサコ]
1953年、京都生まれ。早稲田大学大学院修了後、松竹に入社、歌舞伎の企画・制作に携わる。その後、故・武智鉄二に師事。1997年『東洲しゃらくさし』で小説家デビュー。同年『仲蔵狂乱』で第8回時代小説大賞、2007年『吉原手引草』で第137回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

116
毎夜、眠りに就く前に少しずつ読んだ。豊かな食生活とはこういう方の事を云うのだなぁと。それもそのはずご実家が京都の日本料理屋とのこと。カバーの太巻きに誘われて・・だったが、食べたくなってしまうものが多く、眠る前に読む本ではなかった(笑)季節の事、昔の事など、食に纏わる諸々、楽しく読んだ。食べることは生きること!を感じて読了。それにしても、『馬のタテガミ』一度食べてみたいなぁ。2017/06/11

kinkin

96
「今朝子の晩ごはん」と題したブログを運営している京都出身の著者。料理番組のレシピ本に掲載されたエッセイをまとめた本。関東と関西の食の違い、季節の料理について、タイトルにあるように今と昔のごはんについて。甘味のこと。食の色のことなどが紹介されている。日本という国は土地でとても違いがあると思う。隣の県いや県内でも味付けや料理がぜんぜん違う時がある。当たり前だと思っていて驚くことも多い。東西では尚更だろう。どのエッセイも長くなく昔懐かしい味のことも書かれていて楽しむことができた。図書館本2021/03/01

真理そら

61
著者は京都祇園の料理屋のお嬢さんなのであれこれおいしそうなものが登場する。関西風と関東風の違いや時代による食材の変化など楽しく読んでたのに、読後はイナゴの串焼きやらアリ入りチョコレートやらのインパクトが強すぎて困ってしまう。2021/04/29

菜穂子

53
ご実家が京都の料理屋さんと。小さい頃から身に付いた本物の料理、食材の選び方やお料理の知識。関西と関東の料理の違い。色の種類は目からウロコ。茶色、お茶の種類や焙煎の違いから来る微妙な色合いの違いなど、お料理から得られる知識だったとは。2018/08/31

コジ

28
★★★☆☆ 食について勉強になったエッセイ集。流れるような文章が読んでいて心地よかった。関東/関西の食文化の違いはどんなに物や情報の東西交流が進んでも意外と知らないことが多いと再確認。食べ物の名を冠した「色」のあれこれエッセイは、これまで読んだ食エッセイにはない斬新な切り口で面白かった。それでもやっぱり一番読み応えがあったのはスイーツ関連の話。それにしても京都出身の著者だけに京野菜にこだわりがあるのはわかるが、何かにつけて賀茂茄子が登場するのは何故だったのろうか?2017/11/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11092909
  • ご注意事項