ポプラ新書
同性婚のリアル

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591147924
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0236

内容説明

同性婚の先駆者の2人が語る現状とは。アメリカやアイルランドの同性婚の法制化や、渋谷区や世田谷区での同性パートナーシップ証明書発行などで、話題になっている「同性婚」。この同性婚の現状について、「カミングアウトの悩み」「結婚を決めるまで」「結婚式の喜びと苦労」などを、レズビアンカップルのお二人に語っていただく一冊。またお二人と同様に結婚式を挙げたゲイカップルとのクロストーク形式での対談も収録。

目次

第1章 「同性が好き」と気づく(いつ、どうやって「同性が好き」と気づいたのか;同性愛者の恋愛感情(学生時代編) ほか)
第2章 同性の人とおつきあいをする(出会いの場はどこにある;異性愛者を好きになったらどうする ほか)
第3章 同性パートナーと結婚する(結婚した理由;実際に結婚式はどうするのか ほか)
第4章 子どもを含めた家族になる(いつ、子どもがほしいと思ったのか;血のつながりか、養子か ほか)
特別対談 ゲイカップルとレズビアンカップルの比較―相場謙治&古積健×東小雪&増原裕子(いつ、どうやって気づいたのか;上半身と下半身が違う感覚(ゲイカップルとレズビアンカップルの違い) ほか)

著者等紹介

東小雪[ヒガシコユキ]
1985年、石川県金沢市生まれ。元タカラジェンヌ/LGBTアクティビスト/LGBT研修講師。企業研修、講演、テレビ・ラジオ出演、執筆など幅広く活躍中

増原裕子[マスハラヒロコ]
1977年、神奈川県横浜市生まれ。慶應義塾大学大学院フランス文学修士課程修了。株式会社トロワ・クルール代表取締役/LGBT研修講師。在学中にパリ第3大学(新ソルボンヌ)へ留学。在外公館(ジュネーブ)、フランス系会計事務所、教育系IT会社勤務を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なるみ(旧Narumi)

29
著者東さんの講演を先日聞いたのをきっかけに読んでみました。講演でお話されていた内容はだいたい本書に書いてあったので、目新しさはなかったですが、読みやすかったです。2019/08/13

小鈴

23
メディアでよく見かけるお二人だが、有名なのはディズニーでの結婚式の写真ではなかろうか。同性愛の自認の自覚、カミングアウト、恋愛、結婚式、そして子作り(いまココ)を二人の経験をもとにお話しする。渋谷区のパートーナーシップ証明書の実際まで知ることができて勉強になりました。入籍という意味での婚姻関係ではないけれど、「結婚式」という儀式を通して意識が変わっていくのはゲイでもレズビアンでも同じようで、それは周りから肯定される場の力なのだろう。これが本来の意味の結婚式の力なんだなぁと感じた次第。2016/04/21

鱒子

23
図書館本。面陳で置いてあったので思わず手に取った本。著者のお二人がディズニーシーで挙式されたのは一般メディアでも報道されていたので、以前から気になる存在でありました。お二方で「探検バクモン」に出演されたのも見ました。日本でのセクシャルマイノリティの先駆者ですね。同性愛に限らず性嗜好を隠したがる風潮が日本にはあるのでしょう。いろいろあって生きにくい世の中ですが、自分を信じて戦う人は美しい。お二方の事情を読み進めていくうちにディズニーカンパニーの対応(nice!)にホロリと涙が出てしまいました。2016/04/07

カッパ

16
全体ではLGBTが7.6%いるということに驚いた。職場や友人などに告白されたことはないけど、確かにプログ内やSNSで明らかにしている人はいたような気がする(匿名性があるところという意味)。隠さなくてはいけない。駄目だと思うことはないと思うのでまずは知らしてくれてありがとうという気持ちです。男女の違いがあることやデメリットはわかっているようでわかっていなかったので知れてよかった。養子縁組や子供を産むことを選択肢を持てる人が増えますように。2019/02/20

きなこ

16
同性で結婚した著者二人の対談形式になっているので読みやすい。ゲイカップルとの対談も興味深かった。いろんな人がいるなあと思った。いろんな人がそのままで生きていけるような制度ができてきたらいいなと。2016/10/20

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