ポプラ新書<br> コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか

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ポプラ新書
コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591146927
  • NDC分類 619.89
  • Cコード C0295

出版社内容情報

世界的な「コーヒーハンター」が説く
コーヒーの最新事情と奥深き世界!

コンビニコーヒーと
高級ホテルや高級レストランのコーヒーでは、
なぜ約10倍もの価格差が生まれるのか。

そこに日本のコーヒー業界が長年抱える
大きな課題があった。

コーヒーを取り巻く世界の状況から
日本独特の「コーヒー進化」、
そしてコーヒーの美味しい淹れ方まで、
その魅力をまるごと一冊に!

(はじめにより)

世界中に、日本ほど抽出方法が豊富な市場は
見たことがありません。

10年ほど前、アメリカのコーヒー関係者に
サイフォンでコーヒーを抽出して見せたところ、
これは科学だと驚いていたほどです。

アメリカで人気のサードウェーブですが、
それはまだまだ大都市に限定されています。
日本のように、各地で本格的な
サイフォンやネルドリップの専門店が
あるのとはわけが違います。

他方、日本でもいくつかの
大きな波がありました。

まずは、ファーストウェーブ。
これは、1950年代に戦中から止まっていた
コーヒーの輸入が再開され、
日本のコーヒー市場が活性化した1960年代。

そして、1970年代から始まった
喫茶店ブームがセカンドウェーブ。
こだわりのコーヒーを淹れるマスターがいる
コーヒー専門店が日本の随所に見られました。

しかし、バブルによる家賃高騰で
喫茶店文化は終焉を迎え、
取って代わったのが1990年代のチェーン店の展開と
シアトル系の日本上陸、そして自家焙煎ブーム。
これが、日本のサードウェーブです。

そして、ここ数年、活況を呈しているのが、
コンビニコーヒーです。
これがフォースウェーブと
言えるのではないでしょうか。

今、コンビニコーヒーは、
日本のコーヒーのトレンドを読む上で、
見逃せない存在になっています。

こうして、コーヒーがより身近になり、
コーヒーを飲む人が増えるのは実に嬉しいことです。
しかし、まだまだ本当のコーヒーの
おいしさが伝わっているとは言いかねます。
原料の重要さ、正しい豆の選び方、
抽出方法が広く伝わっていないとも感じています。

本書では、日本のコーヒーの現状と
どのように変わっているのかを
述べていきます。

はじめに  なぜ、日本人は並んでまでコーヒーを飲むのか

第1章 コンビニと高級ホテル、コーヒー価格の差はなぜ生まれるのか
コンビニのコーヒーVSホテルのコーヒー 価格は品質に見合っているのか/挽きたて淹れたてを実現したコンビニ/コンビニコーヒーの勢いは止まらない/コンビニ各社がしのぎを削って/コンビニ各社の抽出方法と味/大量に消費される上での課題/なぜ、食材にこだわるシェフがコーヒーにはこだわらないのか

第2章 まずいコーヒーには理由(わけ)がある
品種に詳しくないコーヒー生産者/その輸送・保管方法は適切ですか/にわかスペシャリストが語るスペシャルティコーヒー/ブレンドはどんな目的でおこなわれるのか/子どものころからコーヒー屋になると決めていた

第3章 品質基準を明確にし、品質のピラミッドを作るために
生産者と消費者の意識を変えたい/コーヒーはワイン同様フルーツからできている/品質のピラミッドを作りたい/こだわるには理由(わけ)がある/すべてのコーヒーをおいしくするためにすべきこと/麻袋や木樽に入れてコーヒーを輸送する理由

第4章 なぜ、JALのコーヒーがおいしくなったのか
認めてくれたのはコーヒー関係者以外だった/機上でおいしいコーヒーを淹れるための実験と検証/機上で最高のコーヒーが味わえた日/「鶴丸」と共に、JAL全線のコーヒーをおいしくしたい/家庭で飲むコーヒーももっとおいしくなる/おいしいコーヒーを淹れる基本は正確にはかる

第5章 生産者と消費者は対等なパートナー
生産国ではおいしいコーヒーを飲むことはできない/タイの少数民族が作ったコーヒーがMUJIや東大で飲める/ルワンダの奇跡を目の当たりにして/これってコーヒーの銘柄? それとも製品名?/ブルーマウンテン高騰のウソ、ホント/コーヒーのCMや商品に首をかしげる理由(わけ)

終 章 コーヒー屋ほど面白い商売はない
ブルーマウンテンの産地ジャマイカでの農園開発/次なる舞台はハワイ島コナの溶岩台地/インドネシアのスマトラでマンデリンを復活させたい/コーヒーの味や風味は、生産国や品種によって異なる/マダガスカルのジャングルへ分け入って

対談 コーヒー市場が成熟するには
コーヒーハンター川島良彰×コーヒー博士石脇智広

内容説明

コンビニコーヒーと高級ホテルのコーヒーでは、なぜ約10倍もの価格差が生まれるのか。そこに日本のコーヒー業界が長年抱える大きな課題があった。コーヒーを取り巻く世界の状況から日本独特の「コーヒー進化」、そしてコーヒーの美味しい淹れ方まで、その魅力のすべてを一冊に。

目次

第1章 コンビニと高級ホテル、コーヒー価格の差はなぜ生まれるのか
第2章 まずいコーヒーには理由がある
第3章 品質基準を明確にし、品質のピラミッドを作る
第4章 なぜ、JALのコーヒーがおいしくなったのか
第5章 生産者と消費者は対等なパートナー
終章 コーヒー屋ほど面白い商売はない
対談 コーヒー市場が成熟するには コーヒーハンター川島良彰×コーヒー博士石脇智広

著者等紹介

川島良彰[カワシマヨシアキ]
1956年、静岡市のコーヒー焙煎卸業の家に生まれる。静岡聖光学院高校卒業後、中米エルサルバドルのホセ・シメオン・カニャス大学に留学。その後、国立コーヒー研究所に入所、内戦勃発後も同国に残りコーヒーの研究を続ける。1981年UCC上島珈琲株式会社に入社し、ジャマイカ、ハワイ、インドネシアなどでコーヒー農園を開発、各現地法人の役員・社長などを歴任。51歳でUCC上島珈琲を退社し、株式会社ミカフェートを設立、代表取締役に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

106
【学習】珈琲はフルーツであり、本来、酸味を味わうものだということをどれだけの人が知っているかと筆者は問う。我が国の珈琲第四ウエーブの真っ最中と筆者は言う。これはコンビニ珈琲の成果。セブンカフェがこのままでは、味も価格も我が国の珈琲スタンダードになるだろう、と。これまで珈琲は同じフルーツ出自のワインより雑に扱われ、まるで穀物に成り下がったという。それをワインのように、テーブルワインから百万のワインがあるかの様な世界構築をしたいと考えているこの本は興味深かった。2016/05/22

Emperor

40
ぼく自身コンビニコーヒーのヘビーユーザーですが、喫茶店でゆっくり飲む一杯のコーヒーももちろん大好きです。「価格を下げて、品質を下げて、頭まで下げてコーヒーを売りたくない」。筆者のお父様の言葉に感激しました。2018/01/07

Nobu A

35
川島良彰著書2冊目。15年初版。13年発刊の前著から注目しているコーヒーハンター。また、3年前の読了本と被る箇所も散見するが、目から鱗の数々。「コーヒーはワイン同様フルーツからできている」「生産者と消費者は対等なパートナー」等の名言。日本のコーヒー消費の動向から世界の生産状況まで自らの体験を通して語り、タイトルの理由を明快に開陳。前回同様、何よりもコーヒーに対する熱意が伝わってくる。私自身、毎日朝から何杯も飲むコーヒー党。コーヒーは奥が深い。もっと学ばねば。そして「グラン クリュ カフェ」に足を運ばねば。2022/06/16

メタボン

35
☆☆☆★ コーヒーを飲む習慣は確かに変わってきている。その変化を如実に感じたのは、スターバックスの出現と、コンビニで手軽に挽き立ての安いコーヒーを楽しめるようになったことだ。悪い豆を選り分けてコーヒーを挽くことで雑味が消えるというのはなるほどと思った。それにしてもホテルの煮詰めたようなコーヒーが値段も高くてまずいというのには共感。グランクリュカフェのコーヒーが、普段飲んでいるものとどれほど違うものなのか、実際に飲んで確かめてみたい。幻のコーヒー、マスカロコフェアも気になる。2018/05/25

James Hayashi

28
コーヒーをフルーツと捉える事も知らなかったし、高級品は空輸される事も知らなかった。まさしくコーヒーをいかに美味しく提供するかに命を掛けている川島氏。その半生に感動した。その使命感も素晴らしい。もっと美味しいコーヒーも求めて行きたくなった。 2020/07/30

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