つなぐビール―地方の小さな会社が創るもの

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つなぐビール―地方の小さな会社が創るもの

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591146606
  • NDC分類 588.54
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「世界に伝えたい日本のクラフトビール」コンテストでグランプリを獲得! 盛岡でこよなく愛される地ビール「ベアレン」の物語。

人と人、100年前のヨーロッパの伝統、地元への愛、亡くなった社員の思い──
いろんなものをつないでいるビールがある。

日本外国特派員協会主催「世界に伝えたい日本のクラフトビール」コンテストにおいてグランプリを獲得!
岩手県・盛岡でこよなく愛される地ビール「ベアレン」の歩みと仕事術。

1994年、酒税法の緩和により全国各地に地域密着の小規模ビール会社が誕生しては消えていった。
そんななか、ベアレン醸造所は2013年に設立10周年を迎え、好調に売れ続けている。
この謎の鍵は「情熱」と「地域密着」にある。著者が脱サラして資本金300万円でスタートし、
まったく売れずに苦労した日々、2008年には工場のタンクが破裂してスタッフが1名亡くなるなどの
試練を乗り越え、今日に至ったベアレンの歩みと仕事術を伝えるノンフィクション。

〈ベアレンってこんな会社!〉
○舐めたくらいでは飲んだと言わない
○酒の席での取り決めは有効
○マニアックな嗜好に迎合しない
○一度の失敗、不成功であきらめない
○大成功でも繰り返さず常に改善
○嘘をついて売らない
○人の仕事も喜んで協力する
○社内恋愛は本気のみ

第1章 
32歳男ふたり、会社を辞めてビール会社を立ち上げる

決断──プロローグ
凍りついた一家団欒
酒との出会い
たった2日で終わった就職活動
有限会社ベアレン醸造所の誕生
海苔のちぎり方で年下の先輩に叱られる
海を越えてドイツの工場がやってきた
ドイツで見えた進むべき道
ニモクビール会
ついに工場が完成
ベアレンビール第一号
「地ビールはおいしくないもの」
イヴォ・オデンタールのこと
立ちはだかるライバルの存在
ツカサのカタキをとってやる
父の日ギフトが売れる

第2章
絶頂からどん底へ、ベアレンが変わった日

思わぬ事故
押し寄せる報道陣
陽一くんとのお別れ
父が安全顧問に
再建に向けて
ビール造り再開の壁
記者会見

第3章
経営理念、ブランドビジョン、ルールをゼロから作る

家族も一緒に
まず、私たちが取り組んだこと
社内の一体感作り
直営レストランをオープンする
ルールがなぜ必要だったか
「ルール」から「ブランドガイドライン」へ

第4章
東日本大震災、ビールは無力ではなかった

私が沿岸に行くはずだった
こんな時にビールを売っていていいのか
人は必要なものだけでは生きていけない
岩手県内全市町村でイベントを開催

5章 
「場」を作り出し、まちを幸せに

最初はまったく売れなかった
〈よ市〉ジョッキ倶楽部の成功
停滞期からの逆L字回復
ビールがつなぐ人と人
世界一のビール祭りにあこがれて
工場での結婚式
子どもにも楽しんでほしい

第6章
「好き」の共感作り、オンリーワンの商品開発

飲み続けられるビールになりたい
不動のスタンダード「クラシック」
まさしくオンリーワン「ライ麦ビール」
国内で初めて開発「チョコレートスタウト」
ベアレンの名物企画「頒布会」
人気ナンバーワン「ラードラー」
新たなチャレンジ「イングリッシュサイダー」
コンテスト──エピローグ

あとがき

内容説明

「世界に伝えたい日本のクラフトビール」コンテストでグランプリを獲得!盛岡の地ビール「ベアレン」の歩みと仕事術。

目次

第1章 32歳男ふたり、会社を辞めてビール会社を立ち上げる
第2章 絶頂からどん底へ、ベアレンが変わった日
第3章 経営理念、ブランドビジョン、ルールをゼロから作る
第4章 東日本大震災、ビールは無力ではなかった
第5章 「場」を作り出し、まちを幸せに
第6章 「好き」の共感作り、オンリーワンの商品開発

著者等紹介

嶌田洋一[シマダヨウイチ]
1967年、東京生まれ。ベアレン醸造所専務取締役。2000年、以前からの友人(現社長)に地ビール会社の立ち上げに誘われ、脱サラして起業。現在はマーケティング、ブランディングを担当している。盛岡に暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なるみ(旧Narumi)

26
図書館の新刊コーナーにて偶然手に取った一冊。ベアレンビール創業からこれまでの歩みが熱く、でも読みやすいリズムで書かれています。ベアレンビールを探して飲んでみたいと思わせてくれた一冊でした。2015/12/09

tenori

18
2020年読み初め。盛岡市にあるクラフトビール醸造所の立ち上げから15年間の記録。私自身が盛岡市に住むことになり、醸造所の前の道路が通勤経路にあたるため、企業としての成り立ちも気になっていました。過去に創業メンバーの社内での事故死という悲しい現実があったことは本書で初めて知りましたが、本来あってはならないことを一体感をもって乗り越え、何より岩手の風土に根付いた歩みを進めていることに力強さを感じました。密やかな熱量を持つ街・盛岡を知るための一冊。ベアレンビールを私も愛飲します。2020/01/01

makoto018

12
盛岡のクラフトビール、ベアレンの商品説明書ともいえる1冊。地ビール、起業、経営、マーケティング、地域活性化など、様々な読み方ができるテキスト。そして、直接的記述は少ないが、創業者二人の友情の本でもある。隣県在住の私はベアレンを知らなかった。それは、ベアレンは他県イベントにあまり出ないから。クラフトビール業界で気難しいと思われるくらい。なぜなら、盛岡の、岩手のビール会社であることを大事にしてるから。その効果は中盤の苦境のあたりでわかる。思わず、ぐっとくる内容。ベアレンビールを片手に読みながらご確認を。 2018/09/20

Kentaro

12
ダイジェスト版からの要約 ある日、お客さまのひとことから一つヒントをいただいた。「どうせなら、ビールはジョッキで飲みたいよね」。お客さまにマイジョッキを買っていただき、飲み終えたらそのまま置いて帰ってもらい、翌週には、お客さまの顔を見ただけで、ケースからサッとそのジョッキを取り出してビールを注いでいく。お客さまからすると、行って顔を見ただけで、サッと自分のジョッキが用意されて、ビールが注がれる。これはさぞ気持ちがいいのではないだろうか。ベアレンとお客さまとのコミュニケーションは、そんなふうにして深まった。2018/04/14

大茶会

11
最近では、たまにしか買わない。でも、創業時から、ずっと見ていた。▼7年前の事故の時、私はSNSでこんな発言をした。「ベアレンのファンとして、営業再開の希望を表明するのではなく。 /ベアレンのスタッフの選択を見守り、そしてその選択を支持するという意見を表明するに留めておくことにする。」▼遠くから見ていた、今も美味いビールを造ってくれるベアレンが、今日までどんなふうにやってきたのか。それを読むことができて、よかった。これからも、ずっと、見ていこう。▼ついでにひとこと。コローニア、定番にしてくれないかなぁ。2015/09/29

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