内容説明
増え続ける価値ゼロ住宅、住宅ローンによる債務超過、「お隣は空き家」で悪化する治安…。戦後、長きにわたって続けられた新築偏重の住宅政策の矛盾が、全国的な「空き家問題」となって噴出しはじめた。いま、国は何をなすべきなのか?個人はどうすれば資産を守れるか?人口問題、エネルギー問題などさまざまなトレンドが交錯する住宅問題を読み解き、「空き家時代」への処方箋を示す。
目次
第1章 日本の不動産、現場からの疑問
第2章 「空き家」が増え続けるのはなぜか?
第3章 日本の住宅はなぜ寿命が短いのか?
第4章 賃貸住宅が貧弱なのはなぜか?
第5章 物件情報はこうして囲い込まれる
第6章 エネルギー問題と住宅政策
第7章 海外シフトする不動産投資
著者等紹介
長嶋修[ナガシマオサム]
不動産コンサルタント。不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人株式会社さくら事務所を設立、現会長。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任している。2008年4月、ホームインスベクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスベクターズ協会を設立。初代理事長に就任。また自身の個人事務所(長嶋修事務所)でTV等メディア出演、講演、出版・執筆活動等で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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