今ごはん、昔ごはん

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591140383
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

生まれは京都・祇園の日本料理屋、江戸の味にも精通した直木賞作家が古今東西の「食」のあれこれを綴った、おいしいエッセイ集。

内容説明

江戸時代にもポップコーンがあった!?生まれは京都・祇園の日本料理屋、江戸の味にも精通する直木賞作家がつづる古今東西、おいしく楽しい食のあれこれ。

目次

江戸のごちそう、京のとっておき(花よりもんじゃ;じゅんさいな人 ほか)
めぐる季節の愉楽、悦楽(はじめての初鰹;ちまきのうらみ ほか)
今ごはん、昔ごはん(にんじんの色、いろいろ;ブランド茹子、今むかし ほか)
マイ・スイート・メモリーズ(おめでたい餅スイーツ;懐かしのおやつ、酒の粕 ほか)
食の色、いろいろ(花より油、菜の花色;成長のあかし、若竹色 ほか)
食べれども、食べれども(カメとほうれん草;春は天ぷら、火の用心 ほか)

著者等紹介

松井今朝子[マツイケサコ]
1953年、京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科演劇学修士課程修了後、松竹株式会社に入社、歌舞伎の企画・制作に携わる。松竹を退社後フリーとなり、故・武智鉄二氏に師事、歌舞伎の脚色・演出・評論などを手がけるようになる。1997年『東洲しゃらくさし』で小説家デビュー。同年『仲蔵狂乱』で第8回時代小説大賞、2007年『吉原手引草』で第137回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろんこ*勉強のため休止中

178
古今東西の食にまつわるエッセイ。ご実家が京都の料亭、著作はほとんど時代劇、また歌舞伎にまつわるお仕事をされていただけあって食に対する薀蓄が本当に面白かった。単に造詣が深いだけではなく、文章が分かりやすくてユーモアがある。実は私は松井さんの食ブログ「今朝子の晩ごはん」が大好きで、毎日欠かさずチェックしている。「QP3分クッキング」をよく参考にされているのだが、簡単で美味しそうだし食以外日常生活も軽やかで楽しそう。ウキウキする。本書も肩の力を抜いて、気軽に楽しめる1冊だと思う。イラストも可愛くて好き。2014/07/23

岡部敬史/おかべたかし

103
松井今朝子さんは、京都・祇園の料理屋の娘さんなんですね。京都で生まれて、東京で過ごしたことによる「東と西のギャップ」は僕も同じように感じることが多く面白かった。関東で煎餅といえば醤油味、関西では瓦煎餅など小麦粉を使った甘いものが多いという指摘には確かに! 「くらべる東西」の続編の折には大いに参考になりそうな一冊。文体もイラストも素敵でした2018/11/29

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

39
実家が京都の料亭の松井今朝子さんの雑誌『3分クッキング』に連載されていた食べ物エッセイ。そういえば、以前、読んだ『今朝子の晩ごはん』でもキューピー3分クッキングで紹介された料理を作っておられたなぁ……。京都出身の松井さんが子供の頃食べたもの、その食べ物にまつわる思い出話。さすが、料亭のお嬢さんだけあってええもん食べてはる!お誕生日に山盛りの松茸とかっ!!同じ関西の者だけど、子供の頃の食の思い出というたら、毎週土曜の昼に吉本新喜劇見ながらサッポロ一番を食べるのが楽しみだった……。2016/06/14

カピバラ

38
どれもこれも美味しそう。日本の食文化の多様性や豊富な感性に驚かされます。様々な知識が載っていて、勉強にもなりました(^_^)松茸のすき焼きが食べたい!!!2017/03/06

幹事検定1級

36
初読みの作家さんの食エッセイ。京都の料理屋さんがご実家の筆者が食にまつわるエピソードを短編に、そして自らの食体験を短編に、美味しそうなシーンを伝えてくれます。特に誕生日に実家から毎年松茸が送られその料理のシーンは絶品。読書の合間の食エッセイ、いいですね。(図書館本)2016/02/09

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