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ポプラ文庫
33歳ガン漂流ラスト・イグジット

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  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784591118580
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

オレを覚えていてほしい―。余命宣告期限プラス2ヶ月。ガンと闘いながら、どこまでも自分らしくあり続けることを望み、書くことに命を燃やし続けた男が逝った。『31歳ガン漂流』『32歳ガン漂流エヴォリューション』を経て、亡くなる間際まで力をふり絞って残したもの。

目次

2005 January(A NEW YEAR’S DAY;ウエストポーチャー ほか)
2005 February(ロウソク;慣れない仕事 ほか)
2005 March(病院;映画の日 ほか)
2005 April(VP予約開始!;また、こんなの買って ほか)

著者等紹介

奥山貴宏[オクヤマタカヒロ]
1971年山形県生まれ。作家・ライター。31歳で、肺ガン、余命2年との告知を受ける。『ヴァニシングポイント』など著書多数。2005年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミナコ@灯れ松明の火

17
「俺を覚えていてほしい」と奥山さんは逝った。こんなカッコイイ人、忘れられる訳がない。感情を表すような表現はほとんどなく、淡々と状況のみが伝えられ、そのことでますます「リアル」が増したように思う。サイボーグ母の手記のところで耐えきれず涙腺崩壊。私にその日が来るまで絶対に忘れない、と言い切れる一冊。2010/11/13

かもめ

10
衝撃的な本だった。2年の余命宣告を受け、治療しながら仕事に没頭する人の、本音の日記。最後の日の文章は、やはり辛かった。小説も気になる。2021/12/26

mtngsng

9
クライマックスが最初に描かれ、―その2時間前―みたいに遡り過程が描かれる話が好きです。この本は書店で見かけ、著者紹介でいきなり結末を知る。『31歳〜』から読み始め、4月16日の3行を読んで次の頁へ行った瞬間、涙が溢れた。再読はしたくない。でも自分に何かあった時はこの本を読むと思う。やはりサ母最高。サ母視点で今までの印象的なエピソードが語られるのは興味深かった。2人の関係を知ったあとの、主治医の最後の言葉が堪らない。2010/09/30

たみき

2
泣けた。サイボーグ母も素敵。奥山さん忘れない。2011/02/18

あーさー

1
奥山貴宏さんによる、ガン闘病記の最終巻。4月17日(念願だった小説発売の3日後)に亡くなったため、「32歳~」と比べると“本の厚み”に差があり、それがじつに切ないです。2023/04/01

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