内容説明
生きることと食べること、ひとりじゃないということ。―映画監督・富永まいがおくる、もうひとつの「食堂かたつむり」。
著者等紹介
富永まい[トミナガマイ]
映画「食堂かたつむり」監督。多摩美術大学卒業後、CMディレクターとしての仕事の傍ら、アニメーション、ショートムービーなどをつくりはじめる。2003年に「ウール100%」で長編映画デビュー。以降PV、映画、舞台、テレビドラマ、NHK教育「シャキーン!」のアートディレクションなど、幅広く活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yanae
68
大好きな食堂カタツムリが絵本に。久々に幸せな気持ちに浸りました。絵もとても可愛らしい。エルメスのかわいさ、あたたかさ、優しさが伝わる。エルメスの最後はやっぱり寂しいけど、りんごさんとるりこさんの力の源になったんだよね。また原作をよみたくなりました。素敵な絵本でした。2018/03/11
ハミング♪♪@LIVE ON LIVE
52
優しくて温かい絵とお話にほっこり。小川さんの『食堂かたつむり』を思い出す。エルメスの可愛さに癒され、るりこさんの素敵な歌声を聴いてみたいと思った。私もりんごさんの焼いたパンや作った料理をぜひ味わってみたい。おいしいものをいただきながら、大好きな人と語らうことほど、幸せなことはないと思う。2016/08/21
masa@レビューお休み中
28
どんな絵本だろう。期待に胸を膨らませて本を開くと見たことのある世界で驚いた。小説『食堂かたつむり』の物語をそのまま絵本にしたものだった。だから、余計に設定だけ変に絵本風にしているのが違和感があるんだ。おっぱい山とか必要なのかな。微妙に内容を変える必要とかあるのかなとか、いろいろ気になってしまい純粋に楽しめなかった。豚のエルメスはかわいいのになぁ。タイトルは、そのまま『食堂かたつむり』の方がいい気がする。2012/05/10
野のこ
17
ブタのエルメスの行く末に驚き、そこも含めて良かった!と思いたいけど、消化できずに複雑な心境です。ふたつ並んだお山それぞれに住む母娘。なんで会いに行かないのかなぁ。原作が「食堂かたつむり」なので読みたいです。はずかしがりやのカップルがスープをひとちふたくち食べて表情がほぐれていくシーンが好きでした。母娘がエルメスを繋ぎに再び谷間で合うシーンはとても印象的。優しい色づかいで柔らかいタッチが余計エルメスに愛着が湧いてしまいました。2017/01/17
anne@灯れ松明の火
17
読友さんご紹介。こんな絵本があるんだなと思っていたら、偶然出会えた。絵は本当に優しく、かわいらしい。でも、やっぱり、あのラストはちょっと・・・・・・。原作通りなんだけれど、この絵本ではどうなんだろう? 原作の『食堂かたつむり』は相棒が貸してくれたもの。団体カードで借りて、相棒にも紹介したいと思う。どういうかな?2012/05/05