内容説明
『百人一首』は日本人の基本だ!―。好きな歌をおぼえると、一生の宝もの。頭や心のなかに、いろいろなイメージをうかべて、日本人が大切にしてきた心をうけついでいこう。
目次
秋の田のかりほの庵の…(天智天皇)
春すぎて夏来にけらし…(持統天皇)
あしひきの山鳥の尾…(柿本人麿)
田子の浦にうち出でてみれば…(山辺赤人)
奥山に紅葉ふみわけ…(猿丸大夫)
かささぎのわたせる橋に…(中納言家持)
天の原ふりさけ見れば…(阿倍仲麻呂)
わが庵は都のたつみ…(喜撰法師)
花の色はうつりにけりな…(小野小町)
これやこの行くも帰るも…(蝉丸)〔ほか〕
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年に静岡県で生まれる。東京大学法学部卒業後、同大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。『声に出して読みたい日本語』(草思社)、『読書力』(岩波書店)など、数々のベストセラーを生み出す。NHK教育テレビ『にほんごであそぼ』を総合指導。小学生の塾斎藤メソッドを主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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どあら
4
子供にわかるように説明されている為、大人にはさらに分かりやすかったです。中2の息子の朝読書で読んで欲しくて図書館で借りて来ました❢❢2014/05/17
kokeshi_0426
1
歌の解説が子供にもわかるようにかかれているため、とてもわかりやすい。2011/11/06
えりんこ
1
齋藤孝…意外にロマンチスト。娘にはまだちょっと早いかなぁ。2011/01/31
まさこ
0
これは面白かったなぁ〜。子供にわかるように書かれているけど、興味がどんどん広がるような解説。それぞれ作者の人間関係や、歌が読まれた状況など、大人でも楽しい。息子がちょうど百人一首を覚えようとしてて毎晩付き合っています(^^) 昔の男の人ってめっちゃウジウジしてるねぇ…なんて話していますが、この本では、その頃の価値観が見えてくるように書いてくれています。2017/03/09