ポプラ文庫
31歳ガン漂流

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784591110096
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

風邪をこじらせたと思って病院に行き、突然のガン宣告を受けた31歳のライター。趣味は音楽、バイク、PCにガンプラ。余命2年の告知に衝撃を受けつつも、常に自分らしくあることを望み、ユーモラスかつシニカルな語り口で日々をつづる。かつてない闘病記。2002年12月~2003年5月、8月。

目次

入院
FUJI ROCKから遠く離れて
アンダーワールド
黒いガンダム
ハルシオン
Skyscraper I love you
ブドウ球菌
永ちゃんに学べ
アウトローな家族
病状のメリークリスマス(病メリ)〔ほか〕

著者等紹介

奥山貴宏[オクヤマタカヒロ]
1971年山形県生まれ。作家・ライター。31歳で、肺ガン、余命2年との告知を受ける。2005年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつこんぐ

40
図書館本。勝手に点滴の滴下を弄るなど今の時代なら炎上しそうな事が所々書かれてますが、1番イラッときたのが「一種のトランス状態になった看護婦達が群れになって病室に押し寄せ、勢いに任せて片っ端からシーツを交換する」というくだり。はっ?ふざけんな!!こっちだって好きでシーツ交換してるわけじゃねーわ!!と腹を立てながらも最後まで読んでしまいました。痛い描写はサラッと流されてますが、実際はかなり痛くて苦しいと思います。そして、勝谷さんの解説がよかったですが、その勝谷さんも今はいないのが切ないです…。2024/03/26

mtngsng

10
読んだきっかけは、たまたま本屋で『33歳ガン漂流』を見かけたから。そして自分が33歳だったから。読みやすい文章でサクサク進む。奥山氏が、自分の考えを述べているところは正直どうよ?と思う部分がある。しかし、普段の生活のふとした瞬間に感じる生や死の描写にハッとする。突然、自分が死を突きつけられたらどうなるか。強がりとかポーズかもしれないけど、ここまで向き合えるか?あとACIDMAN好きなのでびっくりしました。2010/09/26

きょん

8
再読。31歳で肺がんになるも、可能な限り感情を排除したオルタナティブ・エディター奥山氏の日記。初読のときは彼はまだ存命でテレビで見かけたのだ。彼のスタイリッシュともいえる闘病記、それを貫く強固な意思を再び感じた。「ただ生きるな、よく生きよ」自分も。まずは今日1日から。2014/05/14

葉桜

6
昔、NHKで奥山貴宏さんのドキュメンタリーを見たことがあったので、購入。死への恐怖や生への執着を極力無くし、自分らしくあることを望んだ闘病記。時折ふっと笑える箇所もあり、余命宣告された闘病記だというのに読みやすかった。2016/11/14

スパゴー

6
従来の闘病記とはひと味違う。ウェブ上の日記形式だからか、著者が意図的に悲壮感を出していないからか…。前向きな姿勢にこちらもハングリー精神が出てくる。続編も読もう。2015/07/27

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