さよなら下流社会

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591105566
  • NDC分類 366.29
  • Cコード C0095

内容説明

お金や肩書きよりも大切なものがある!競争社会とはちがう価値観で生き始めた15人の若者の声を聞く。

目次

第1章 みつけた!この働き方!(「嘘じゃない生き方」をしたかった―加藤賢一さん(「気流舎」運営)
自分が食べたいものをつくりたい―小林夏世さん(「まんぷく農場」運営)
一生「芸」の勉強の世界です―豊竹希大夫さん(「文楽」大夫) ほか)
第2章 表現することが生きること(役者をやることは僕のリアリティ―谷修さん(劇団「ウンプテンプ・カンパニー」代表/俳優)
ラジオに投稿しながら成長してきた―鮭缶さん(大学院生)
本や情報は、誰にでも平等なものだと思うから―木村道子さん(「路上文庫」主宰) ほか)
第3章 社会を変えるために(マスメディアが伝えないなら、自分たちで伝えていこう―松浦敏尚さん(市民メディアセンター「MediR」事務局長)
「自分の強み」を活かしながら、社会に居場所をつくり出す―冨樫匡孝さん(NPO法人「もやい」スタッフ)
運動は、生きることと結びついてる―稲荷明古さん(「ユニオンぼちぼち」組合員) ほか)

著者等紹介

松本哉[マツモトハジメ]
1974年東京都生まれ。「素人の乱」5号店店主。法政大学在学中の96年「法政の貧乏くささを守る会」結成。2005年リサイクルショップ「素人の乱」を東京・高円寺にオープン。「俺のチャリを返せデモ」など独自のデモを行う。07年杉並区議選落選(1061票獲得)。その活動を追ったドキュメンタリー映画に『素人の乱』(中村友紀監督)がある

鈴木謙介[スズキケンスケ]
1976年福岡県生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。現在、国際大学グローバル・コミュニケーションセンター研究員。専攻は理論社会学。2006年より「文化系トークラジオLife」(TBSラジオ)のパーソナリティを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bartleby

4
下流社会と決めつける「なにか」にさよならするために、それぞれの生き方を楽しんでいる人々が紹介されている本。どの人の話も自分の経験に根付いた言葉で語られているのを感じました。また、自分の好きなことを見つけ、それで生活できている人たちだけでなく、これからの生き方を模索している人たちも紹介されているのも良かったです。こういう多様な価値感とそれを楽しんでいる様子を示してくれることは、ひとつの価値観からちょっとでも自由になるために必要なことに感じました。2012/07/13

hayate

1
鈴木謙介と松本哉の対談が面白い。「革命後」の世界という言葉がとても良い響きがする。2012/01/25

t-1484

1
こんな生き方も有りだなーと思わせる一冊。ただ、この手のものは一瞬を切り取ってしまうと、当然良い人生に見えるんだけど、総合的に見たときにどういう理解ができるかになってくるような気がする。すでに出版されて3年、継続調査というか、彼らのその後が気になってしまう。2011/01/04

がくたろう

1
フィンランドの社会学者 ペッカ・ヒマネンの言葉「今の時代の労働はいわば金曜日みたいなものだ」安楽のために働く。でも、毎日を安楽日のように過ごすことも考える。フィンランド人の言葉というのが驚いた。37歳の哲学者。2010/11/09

Yumi Kawano

0
自分なりの生き方を見つけて実践している人を紹介した本。紹介されている人の話を読んで、世間一般でいう『下流』って偶像なんじゃないかと思いました。最後の方で「いろんなところに顔を出してみて、『これはいい』『これはダメ』って思える選択肢を増やしたほうがいい」という松本哉さんの言葉は、ワーカホリック気味の日々から脱却できるヒントのような気がします。2013/04/18

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