ノベルズ・エクスプレス
ぼくがバイオリンを弾く理由

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591105337
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

バイオリンをやめようと決意した夏、1枚の楽譜と出会ったことから、少年の運命は大きくうごきだした。―夢を追い求めるあなたに贈る物語。第1回ポプラズッコケ文学賞入選作。

著者等紹介

西村すぐり[ニシムラスグリ]
本名、藤井かおり。1956年広島県に生まれる。関西女子美術短期大学(現・宝塚造形芸術大学)卒業。第10回アンデルセンのメルヘン大賞・大賞、第28回JOMO童話賞・最優秀賞、第5回北日本児童文学賞・優秀賞など多くの受賞歴を持つ。著書に『ナチュラル』(愛育社)がある。『ぼくがバイオリンを弾く理由』で第1回ポプラズッコケ文学賞・奨励賞を受賞

スカイエマ[スカイエマ]
東京都に生まれる。児童書・一般書の装画や挿絵の仕事で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

67
良い話なんだろうけど小学生に背負い込ませ過ぎな気もする。2018/03/18

パフちゃん@かのん変更

67
もちつき飛行士(笑)落着き貴公子だそうですよ。挫折を経験したカイトはわざとらしい演奏をしなければコンクールに入賞できないのならバイオリンはやめると決意。母が急病と聞いて故郷広島に帰る電車で出会ったカンナから『祈りの花』の楽譜をもらい、タヅばあさんや浦島先生などとの出会いを経て、自分がバイオリンを弾く理由がわかっていく。友達との交流も大きな力となった。11歳の少年の成長物語。カイトの弾くバイオリンや浦島さんたちのオーケストラが奏でる『祈りの花』を聴いてみたい。児童文学だけれど、いいお話でした。エマさんの絵も2016/06/20

ブルちゃん

38
「ぼくはうそをついた」にチラリとでてくる、カイトくんが主役。こちらの方が10年以上前の作品だったとは😳お話に派手さはないけど、良かった。少しウルウルする場面もあった。カイトがモネちゃんに抱く嫌悪感わかる。でもきっと見ていてくれる人、そこが好きだと言ってくれる人がいると思うし、大勢に評価されなくたって、その人のためにって、思える方が好き😊2冊とも、戦争、原爆の事も伝えてくれる、良書でした。2024/03/26

みつばちい

21
実家の広島から、神戸にバイオリン留学している11歳の少年カイト。初めてのコンクールで本選に残れず、バイオリンを辞める決意をする。広島へ勝手に戻る途中に、電車で出会った女の人カンナに声をかけられ広島でやる追悼記念コンサートのお知らせをもらい、、自分がなぜバイオリンを弾くのか、その意味を自分で見つけていく様がよい。原爆で息子を亡くした隣家のタヅさんに2話でバイオリンを弾く場面がとってもよくて電車の中で泣けた困った。2019/03/23

白雪ちょこ

20
「ぼくはうそをついた」の前作品。 コンクールに落ちてしまい、バイオリンをやめると絶望に浸ってしまった少年のカイト。大阪弁や広島弁もうまく描けており、挫折からの、前を向く姿などが鮮明に描かれている。 音楽の表現方法も、とてもよくわかりやすく、バイオリンだけでなく、音楽の楽しさについてもわかる。 広島戦争についても、少し出てきており、次回作の「ぼくはうそをついた」も続けて読むと登場人物達の心情も、より深くわかることだと思う。 お好み焼きを食べているシーンが好き。2023/12/26

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