内容説明
管理職になったら、「部下より給料が下がった」「休みがとれなくなった」「権限がないのに責任ばかり押し付けられる」…という実態。さまざまな企業の「偽装管理職」の実態を浮き彫りにし、会社員として生きていく新しい指針を示す画期的な一冊。
目次
序章 マクドナルド裁判があけた「パンドラの箱」
第1章 「偽装管理職」を企業に訴えかけた人たち
第2章 まだある、身近な「偽装管理職」の実態
第3章 立ち上がれ、管理職たち!
終章 名ばかりの管理職はもういらない
巻末付録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shibata Yoshio
1
組合がしっかりしていることが普段の会社生活で有り難いとはあまり思わないけれど、本書を読むとよく分かる。管理職を役職上の定義ではなく、労働基準法の観点から分かりやすく解説してくれている。 「成果主義」がグローバル・スタンダードだと思う日本のビジネンパーソンは多いかもしれないが、誤りであることに気付いただけでも価値あると思う。2017/06/01
あむけ
1
管理監督者という曖昧な位置付けと引き換えにした猛烈な長時間労働は論外だ。企業と労働者の幸せなバートナーシップをいかにとっていけるのか?成果主義などの制度問題の前に理念や人間性が見えてこないのは何故なんだろう?2012/08/11
k_jizo
1
★マクドナルド裁判など具体的事例から名ばかり管理職問題の解説。普通に働けるが幸せという社会を目指す本 ためになった。2009/05/13
ottohseijin
1
「辞めることも黙っていることもひとつの方法」だけど、いろんな方法を知っておくことは大切。2009/04/15
padobure
0
★★★2008/07/21