内容説明
百人百話―史上初の完全なる百物語怪談本。
目次
赤き丸(クジラマク)
シャボン魂(岩里藁人)
呼び止めてしまった(根多加良)
水恋鳥(阿丸まり)
未練の檻(都田万葉)
深夜の騒音(宮間波)
赤地蔵(狩野いくみ)
石がものいう話(高橋史絵)
阿吽の衝突(暮木椎哉)
石に潜む(白ひびき)〔ほか〕
著者等紹介
加門七海[カモンナナミ]
作家。伝奇小説、フィールドワーク作品を中心に活躍
福澤徹三[フクザワテツゾウ]
1962年生まれ。作家。怪談・ホラー小説を中心に、多彩な作品を精力的に発表し続けている
東雅夫[ヒガシマサオ]
1958年生まれ。アンソロジスト、怪談専門誌『幽』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ペペロニ
8
見開き1つに1つの創作怪談。読みやすいし純粋に怖いもの、何故かクスッとくるもの等バラエティもあり楽しかった。2021/12/20
こきゃり
6
なんか今回は面白くない訳じゃないけど普通。もちろん面白いのもあったけど。趣向を変えておぞましさは薄くて、シュールギャグ味の強い話が多かった。これはこれでいいけど、印鑑虫を踏んだ千尋みたいに全身総毛立つようなお話が聞きたい時は少し不満かもしれない。2020/11/18
オシャレ泥棒
4
図書館 再読 これも当時は途中でやめてしまった気がするが今回は面白かった。選者の方々もレベルが上がったと仰っているが個人的にも好きな話が多かった。好きな話:赤き丸/デウス・エクス・リブリス/のぼれのぼれ/灯台(圧倒的イメージ)/磯牡蠣/白髪汁/二〇〇七年問題/客/女/夜泣きの岩/風呂(なんかすごい)/怖いビデオ/帰り道にて/アキバ(何とも言えないパワーがある)/写生/酒場にて/隙間/本日のみ限定品/よそゆき(洋服の鮮やかなイメージが怖い)/死霊の盆踊り2016/10/12
Kimi
4
普通の怪談とも違う、ある種独特な耳袋とも違う、禍々しい話。ぽつんと言い捨てられる厭な話。2015/01/31
Michiko Kikuchi
2
図書館本。 客 面白かったなぁ。死んだことにも気づかず、申し訳ないことになったって、毎年、来てもらいたいし、行きたい。2021/08/21