内容説明
1994年12月、14歳の少女は、村恒例のダンスパーティーを心待ちにしていた。しかしそのパーティーは開かれなかった。始まったのは、戦争だった―。チェチェン紛争、廃墟と化した街で少女が“ありのまま”を綴った手記。
目次
ダンスパーティーと祈り
『ランボー』とマドラサ
戦争の始まり
グローズヌイの年越し
次の標的
父
「地獄へようこそ」
セダの消えた太陽
ジハード作戦
祖母の話
祖母の話(続き)
和平!
オレホヴォ村へ
踏みにじられた勝利
グローズヌイの集会場
悪夢の再現
「さっさと帰りな!」
ベラの話
帝国の都
グローズヌイで幸運といえば……
選別収容所
サラウディの伝説
村の一日
グローズヌイの日常
大学
カズベクとマディナ
召集兵
スルタンの結婚
裏切り者
フランスへ
父の二度目の死
チェチェンからの便り
アウシュヴィッツ
久しぶりの祖国
二〇〇五年のグローズヌイ
パーティー
著者等紹介
テルローヴァ,ミラーナ[テルローヴァ,ミラーナ][Terloeva,Milana]
ジャーナリスト。1979年、チェチェンに生まれる。1994年から始まった第一次チェチェン紛争、第二次チェチェン紛争下を生き抜き、グロズヌイの大学で勉強したのち2003年にパリへ留学し、『廃墟の上でダンス―チェチェンの戦火を生き抜いた少女』を上梓
橘明美[タチバナアケミ]
お茶ノ水女子大学文教育学部(仏文学・仏語学専攻)卒業。その後メーカーに勤務、フランス駐在員などを務める。現在、フランス語・英語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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