内容説明
ひとりの人間のなかに、実はふたつの人格があるという真理をつかんだジキル博士は、自分で調合した薬をのむことで、悪魔のような人間に変身していきます。ところがこの悪の人格があばれはじめ、破局へと追いつめられ…。小学校上級向け。
著者等紹介
スティーブンソン,ロバート・ルイス[スティーブンソン,ロバートルイス]
1850年、イギリスのエジンバラに生まれる。少年冒険小説の傑作『宝島』(1883)の3年後に出版された『ジキル博士とハイド氏』は、わずか数日で書きあげたといわれ、たちまちベストセラーになる。1894年、死去
百々佑利子[モモユリコ]
1941年、東京に生まれる。東京女子大学英米文学科卒業。日本女子大学家政学部児童学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
45
自分がスティーブンソンの没年齢を超えてしまっていたことがショック・・・2013/08/29
しょうじ
4
ジキルとハイド、このフレーズが有名すぎて知っている気になっていましたが、そういえば読んだことはないなと手に取りました。児童文学ではありますが、ジキル博士の気持ちに自分の中の1部が共鳴してしまうのが怖いです。誰でもあるんでしょうか、他人になりたいとか、自分に疲れるとか。面白かったです。2022/03/24
timeturner
4
子供向けに思いきった変更を加え理解しやすくしている。くどくどしく感じる部分もあるが、本を読みなれていない小学校低学年には合っていると思う。2019/04/08
読書日記
3
ポプラポケット文庫はどうしてこうも読みにくいんだろうか。面白いはずなのにいまいち頭に入って来ず。普通に大人向けのを読めばよかった。今度別の訳で読んでみよう。2022/12/03
きょうすけ
1
「ジキルとハイド」という言葉を聞けば、二重人格が容易に想起されるほど、我々には親しみのある作品です。単にSFによる怪奇小説ではなく、二重人格というテーマで人間の善悪の問題を追求しています。 ブログに考察記事を書いているので、ご覧ください! https://ks-novel.com/jekyll_and_hyde/-/28038/.html2022/06/08