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内容説明
弓に導かれた数奇の運命不屈の勇者、鎮西八郎為朝あらわる!平安時代末期、源氏の御曹司として生まれた源為朝は、あまりに秀でた強弓の腕をおそれられ、都より遠ざけられた。送られた先である九州統一にはじまり、各地で数々の武勇をくりひろげた伝説の勇者の、波瀾万丈の物語が、ここに始まる。波瀾万丈の為朝伝説を描き、江戸時代の大ベストセラーとなった滝沢馬琴の「椿説弓張月」が、「三国志」の三田村信行の手であざやかに復活。
著者等紹介
三田村信行[ミタムラノブユキ]
1939年、東京に生まれる。早稲田大学文学部卒業。幼年文学から大長編まで、児童文学のさまざまな分野で活躍中
金田榮路[カネダエイジ]
東京生まれ。ノベルスの挿し絵からゲームイラストまで幅広く活躍している。キャラクター原案なども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
46
ひたすら主人公為朝の変転する運命を描く英雄譚。昔の伝奇ロマンらしく、ときおり幻想的な描写が入るのが気分が出る。展開もリライトが適切なのか、テンポ良く飽きさせない。ドラマチックな筋運びに比べ、もうちょい人物像に濃さが欲しいところではある。そのへんは児童書ならではの配慮があるのかもしれないが。続けて下巻へ。2018/03/19
マツユキ
10
頼朝、義経の叔父に当たる源為朝を主人公にした滝沢馬琴の『椿説弓張月』を児童書に。幼い頃からの腕の達人でしたか、飾らない性格ゆえ、上からは嫌われがち。何度、辛い境遇に置かれても、人々に慕われ、大活躍するのが、さすが。主人公が知らない所で起こる悲劇。ファンタジーもありで、大変ロマンティックですが、早くもしつこいと思ってしまっている…。下巻も読みます。2022/02/10
しのさん
3
実在した武将源為朝の活躍をもとにしたファンタジー。井原西鶴の椿説弓張月を下敷きにしている。YAだけに読みやすい。2013/03/14
KIYO
2
【図書館】南総里見八犬伝の作者・滝沢馬琴の「椿説弓張月」を三田村信行さんが現代児童書で描いています。源義朝の弟・源為朝の波乱万丈な冒険物語です。史実では大島に追討された為朝が32歳で自害しましたが…その後、生きていたというのが上巻です。ファンタジックな世界観もあり読みやすいです。2019/02/14
じゅうがつ
2
とても不思議な物語で、引き込まれました。