目次
1 アジア・太平洋戦争のはじまり
2 戦争は、どのようにしておきたの?
3 戦争は、どのようにすすんでいったの?
4 日本の軍隊は、どのようにつくられていたの?
5 戦争は、なにをもたらしたの?
6 戦時下で、人びとはどのようにくらしたの?
7 戦争は、どのようにおわったの?
8 戦争は、ほんとうにおわったの?
9 もっとしらべよう
著者等紹介
森武麿[モリタケマロ]
1945年、岡山県に生まれ、東京で育つ。1975年、一橋大学大学院博士課程修了。経済学博士。一橋大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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acesmile@灯れ松明の火
5
戦争戦争っていっても今の10代は実感として全然無いと思う。40代(私)でも殆ど無いから。私は小さい頃に祖父母世代から体験を聞かされたことはあるが、想像するだけで良く分からない世界だった。今の10代に至ってはほどんど都市伝説だろう。太平洋戦争をうまくまとめている本は無いだろうかとしばらく探し続けていたが大人向けの難しい本だらけだった。その点この本は非常に分かりやすいのではないか。写真や図解が豊富で小学生にも読みやすいと思う。戦争は終わったが現在進行形な感じも読み取れて実感として湧きやすいと思った。2011/05/24
のん@絵本童話専門
0
図鑑的一冊。平易な日本語で説明されており、小学生にも向く。明治以降の東アジアの勢力構造、世界の戦争へ向かう流れから説明されており、アジア・太平洋戦争の戦況の変化、戦時下・戦後の日本国民の生活、日本軍の仕組み、戦後の変化など、余すことなく説明されている。日系アメリカ人の強制収容、細菌戦とその関係者の不裁きなど、初めて知ることも。現在の憲法や自衛隊、沖縄、北方領土問題まで言及。美談が報道されることも多いが、この本の中では多くの国の人々を虐殺した事実を、歪めず伝えている。東京子ども図書館推薦2023/06/13