内容説明
少子化に悩む先進国のなかで、唯一、出生率が上昇している国・フランス。新生児の45%が婚外子、事実婚が多数を占め、子供を産んでも働くのがあたりまえ、そして結婚してからも恋愛関係を重んじる国で、どうして出生率はあがっているのか?本書では、自身もフランスに長く暮らし、フランス人の夫と、二人の子供を育てている著者が、女性と子供をめぐるフランス事情、文化やメンタリティ、社会システムをわかりやすく紹介する。「一人の人間として、自由に生きることが自然ならば、女は子供を産むのではないか」と語る著者の、新しいフランス案内。
目次
第1章 フランス女性は生涯現役(出産は人生の分かれ目?;ママになってもデート ほか)
第2章 フランス出産事情(パリのお産は無痛分娩;国家負担の産褥体操 ほか)
第3章 変わりゆく家族のかたち(パリジェンヌ・ママは高齢;「未婚の母」はマジョリティ!? ほか)
第4章 フレンチ・ママのサポートシステム(あなたはこの子のママですか;ヌヌー再び ほか)
第5章 大人中心のリラックス子育て(日仏離乳食考;母乳育児 ほか)
著者等紹介
中島さおり[ナカジマサオリ]
翻訳家。学習院大学人文研究科フランス文学専攻博士前期課程修了。1987年留学。パリ第三大学比較文学科博士準備課程修了。滞在中にフランスの週刊新聞社Courrier Internationalで、日本部門の新聞記事の抜粋翻訳編集の仕事に携わる。95年に帰国して、中央大学などでフランス語の非常勤講師を務めた後、98年に再渡仏。現在はパリ近郊で、フランス人の夫と二人の子供と暮らしながら、通訳、翻訳、日本の雑誌に寄稿を続けている。雑誌『ふらんす』(白水社)では、フランスの社会問題を紹介する記事を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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