出版社内容情報
「ワンちゃん、なき声聞かせて! どこにいるの?」玄岳のおそろしい樹海の中から,著者はついにひん死のシェパードを救出した。感動のノンフィクション。
内容説明
果てしない森の奥から毎日、聞こえてくるイヌのなき声。どこ?どこにいるの?―彼女は声の主を探し始めた。奇跡のような出会い、感動の物語。
目次
ひとりっきりの救出作戦(かなしいなき声;自分でやるしか… ほか)
ひとりじゃない、いつもだれかが(ぶきみな樹海;ひとりではあぶない ほか)
ついに発見!(最後のチャンス;「才蔵はなして!」 ほか)
富士号誕生(まるでダニの巣;退院 ほか)
ありがとう、富士号(人にしられずに;おもいだすままに ほか)
著者等紹介
角谷智恵子[カクタニチエコ]
1943年、三重県に生まれる。ちいさい時から、動物の好きな女の子として育つ。一主婦として動物愛護に精進している
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感想・レビュー
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真香@ゆるゆるペース
149
再読。小学生の頃から大好きな本。久し振りに読んだけど、やはり良かった!近所の玄岳から毎日悲痛な犬の鳴き声が聞こえてきて、いても立ってもいられなくなった著者は、山に救出へ。広い山奥からやっと探し出されたシェパード犬は「富士号」と命名され、家族の一員となる。奇跡の出会いから16年後、年老いてなお命の火を燃やし続けていた富士号。シェパード犬としては類い稀なる生命力に、大切に育てられ幸せだったに違いないと、胸が熱くなった。著者の動物ファーストの考え方は素晴らしく、動物をお世話する身として見習うべき点がたくさん。2020/08/25
︎💓ひかる💓
3
犬の鳴き声がする山の中へ捜索に入るが見つからない、一人では危ないと。次は猟犬の力も借りて捜索です。でも、ダメで取っ替え引っ替え探したがいっこうにダメ。普通の犬の才蔵が力になってくれるらしい、才蔵も捨て犬だったらしい。これは犬捜索物語か!見つかった洗濯板みたいな肋骨、ガリガリで首には大きなダニが何匹もいました。動物病院では食べたものを吐きました。警察犬学校へ入学。野良猫の話はツライのものがあります。2024/04/18