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Little selectionsあなたのための小さな物語
六の宮の姫君

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  • サイズ A6判/ページ数 142p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591075753
  • NDC分類 K908
  • Cコード C8090

出版社内容情報

運命に翻弄されるヒロイン「六の宮の姫君」を、その出展である今昔物語から、小説、マンガまでさまざまな角度から読み解く一冊。

著者等紹介

赤木かん子[アカギカンコ]
児童文学評論家、子どもの本の探偵、図書館棚づくりプロデューサー。1984年、子どもの頃に読んでタイトルや作者名を忘れてしまった本を探し出す「本の探偵」でデビュー。以来、子どもの本を中心に、本や文化の紹介、書評、講演など、さまざまな分野で活躍。1999年から本格的に取り組み始めた、学校図書室棚づくりプロデュースで、全国の学校図書室が活性化しつつある

山岸凉子[ヤマギシリョウ]
1969年「レフト・アンド・ライト」でデビュー

芥川龍之介[アクタガワリュウノスケ]
1892年生まれ、1927年自殺。こどものときから秀才で1914年に早くも高校同期の菊池寛、久米正雄たちと「新思潮」を創刊。「鼻」「蜘蛛の糸」「杜子春」などで名声を得、夏目漱石、森鴎外などと並ぶ文豪となる

福永武彦[フクナガタケヒコ]
1918年、福岡生まれ。のちに東京へ移り、一高、東大仏文科へすすむ。詩人、評論家、翻訳家、小説家。日本文学大賞を受けた「死の島」などの大作を執筆する一方、加太伶太郎名義でミステリを、その他SFや絵本も書き、なかでも中村真一郎、堀田善衛と共作した「モスラ」の映画の脚本は有名。生涯結核に苦しめられ、1979年61歳で死去
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

花林糖

23
(図書館本)山岸涼子「朱雀門」が六の宮の姫君についての入門編。その後芥川龍之介「六の宮の姫君」・福永武彦「六の宮の姫君がはかなくなる話」・今昔物語「六宮姫君夫出家語」の順で掲載されている。各作品の読み比べや解説が興味深く楽しく読めた。一番印象的だったのは赤木さんの山岸さんについての紹介文で「山岸凉子のヒロインは10代後半から30代40代あたりまでで、初期はほぼ全員が気が変になるか自殺するかだったが、ここ10年程は助けられるようになってきた。」←インパクトありすぎて本の内容より印象に残りました、、、。2019/11/04

ochatomo

18
赤木かん子さん編のアンソロジー第24巻 今昔物語より「六宮姫君夫出家噺」、芥川龍之介「六の宮の姫君」、福永武彦「六の宮の姫君がはかなくなる話」、山岸涼子「朱雀門」の4作 赤木かん子さん解説も興味深く、「朱雀門」の中の言葉は心に残る『生きるという実感がなければ死ぬという実感がなくてあたりまえ』 しゃれた最終巻だった 2003刊2021/01/04

かもめ通信

15
児童文学評論家の赤木かん子の編集によるジュニア向けのアンソロジーシリーズのうちの1冊。収録されているのは、山岸涼子「朱雀門」、 芥川龍之介「六の宮の姫君」、 福永武彦「六の宮の姫君がはかなくなる話」、 今昔物語「六宮姫君夫出家語」、赤木かん子「少し長い解説」。 収録順もこのとおりで新しいものから順次時代を遡っていく。とりわけ芥川の改変を山岸や赤木がジェンダー問題としてとらえているところが興味深い。2017/06/07

naminnie

12
「六の宮の姫君」がこれでもかと!!ちゃんとこのお話を知りたかったので、良かった。しかし、編者さんは、北村さんのあの名作を知らないのかなぁ、、、そちらから入っていく人のが多いと思うのだけれど。2011/01/23

ぼんくら

10
六の宮の姫君って、こんな話だったんだ。知らなかった。最初の山岸涼子のマンガに感ずるものがありました。他力本願で、ただ待っていてはダメなのか~。まあ、おばさんにとっては遅い教訓ですが・・・2012/06/16

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