出版社内容情報
高齢社会のもとで進む世界の年金改革の動向を踏まえるとともに、基本原理からわが国の制度の考察し、全体像と課題を提示。国家財政にもかかわる複雑な年金制度への疑問をすべて解明。
内容説明
なぜ年金は必要なのか。複雑な年金制度への疑問に答え、改革の方向を示す。
目次
第1部 年金制度とは何か(年金制度の意義;年金の財政方式;公的年金の必要性)
第2部 変貌する世界の年金(フランスの年金改革―社会保険方式の下での多様性と連帯;ニュージーランド・オーストラリアの税方式年金―税方式年金の2つの姿;チリの年金改革―NDCの先駆けとしての賦課方式から積立方式への転換;諸外国における年金改革―人口・経済変動との調和を目指して)
第3部 変貌する日本の年金(年金制度の今日的課題;社会保険料と租税に関する考察―社会保険料の対価性を中心として;公的年金と私的年金の融合化と国家・個人の新たなリスク分担)
著者等紹介
江口隆裕[エグチタカヒロ]
1952年生まれ。北海道大学法学部卒業、厚生省、北海道大学法学部助教授などを経て、筑波大学大学院ビジネス科学研究科教授。社会保障審議会年金部会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。