出版社内容情報
福祉国家論の現状と問題構造を分析し,〈市民権〉の論理を踏まえた〈参加〉と〈手続化〉を鍵概念にして,福祉社会を基盤とする,非抑圧的な福祉国家像を模索する。
内容説明
70年代後半から「福祉国家」の危機が叫ばれ、数多くの批判が展開されてきた。本書は、福祉国家論の現状と問題構造を分析し、ジェンダー論や「市民権」の論理を踏まえた「参加」と「手続化」を鍵概念にして、福祉社会を基盤とする、非抑圧的な福祉国家の形成を模索する。
目次
序章 福祉国家論の現状と課題
第1章 福祉国家の政治社会学序説
第2章 ジェンダー・社会的市民権・福祉国家
第3章 福祉国家における「法化」の社会学
第4章 福祉国家における権利
第5章 市民権と社会福祉
第6章 市民権の社会学再考