出版社内容情報
1992年度サントリー学芸賞受賞 古来,人々は〈老い〉をどう生きたか。その生活.意識.病などの実態を明らかにし,時代相としての老人の遇し方,扶養と介護の精神,期待される老人像などを探る。
内容説明
平均寿命がのび、未曽有の高齢化社会が到来しつつある日本。古来、人々は〈老い〉をどう生きたか、その生活・意識・病などの実態を明らかにしながら、時代相としての老人の遇し方、扶養と介護の精神および制度、期待される老人像などを探り、高齢化社会の問題意識に応える。
目次
第1章 老いを迎える年齢
第2章 前近代社会における老いの評価
第3章 老いと病
第4章 老人介護を支える孝の論理と仏罰
第5章 老いの生活規範
第6章 近世の医書『病家須知』にみる看護
第7章 近代の家庭看護と斉家論