内容説明
日本をはじめアジア、ヨーロッパの各地で多種多様なまな板を調査し、それらを比較・分類して、その使用法と食文化との関係を探る。さらに、考古・文献・絵画・写真資料を駆使して、まな板の変遷と台所や家具とのかかわりの歴史を描く。
目次
第1章 俎・まな板の起源と中国における展開
第2章 日本の古代から中世に使用された俎・まな板
第3章 日本の近世に使用された俎・まな板
第4章 日本の近代に使用されたまな板
第5章 世界のまな板文化
第6章 現代のまな板
著者等紹介
石村眞一[イシムラシンイチ]
1949年岡山市に生まれる。福島大学教育学部卒業。博士(工学)。専攻:デザイン史・デザイン文化論。郡山女子大学附属高校教諭、専門学校生命の森学園教員、九州芸術工科大学教授を経て、九州大学芸術工学研究院教授。著書:『桶・樽』全3巻(1997年、法政大学出版局、1998年日本文化藝術振興賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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