叢書・ウニベルシタス
存在論抜きの倫理

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  • サイズ B6判/ページ数 161,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588008658
  • NDC分類 133.9
  • Cコード C1310

内容説明

存在論の桎梏から倫理(学)の解放を目論み、倫理学者が行なうべき行為を確認しつつ、新たに「啓蒙」の概念を提示。プラトン、17‐18世紀、デューイの思想系譜に道徳哲学の伝統を探り知性を行使した進歩の可能性を訴える。パトナムの独創的思考の見取図を明確に示す。

目次

第1部 存在論抜きの倫理(形而上学抜きの倫理;概念の相対性の擁護;対象抜きの客観性;「存在論」に捧げる死亡記事)
第2部 啓蒙とプラグマティズム(三つの啓蒙;啓蒙をめぐる懐疑論)

著者等紹介

パトナム,ヒラリー[パトナム,ヒラリー][Putnam,Hilary]
1926年シカゴに生まれる。48年ペンシルベニア大学哲学部卒業。51年カリフォルニア大学(UCLA)で哲学博士号(Ph.D.)を取得。その後、ノースウェスタン、プリンストン、MITなどの大学で教鞭をとり、65年以降はハーバード大学哲学部教授を務め現在同大学名誉教授。現在アメリカを代表する哲学者で論理実証主義の批判的検討はじめ、数理論理学・科学哲学・言語哲学・心身問題、さらには倫理や歴史の哲学など多方面のテーマについて、斬新なアイデアを提起し、世界の哲学界をリードしてきた。今日「科学について最も良い全体的見通しをもつ哲学者」(シュテークミュラー)と評されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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