叢書・ウニベルシタス
森のフォークロア―ドイツ人の自然観と森林文化

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  • サイズ B6判/ページ数 302,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588008252
  • NDC分類 652.34
  • Cコード C1336

出版社内容情報

日本と多くの類似点をもつドイツの森の歴史を文化学・民俗学の視点からたどり森の息吹と人々が育くむ自然観を生き生きと伝える

内容説明

象徴としての森、森の生態と景観、森の伝説、森の利用とエコロジー運動など、ドイツ人と森との共生の諸相を文化学・民俗学の視点から明らかにし、神秘的な森の息吹と人びとが育む森林観・自然観を生き生きと描き出す。

目次

第1章 はじめに―問い・方法・狙い
第2章 象徴の歴史―政治的シンボルとしての森
第3章 森の美しさ
第4章 子供時代の森と生命の樹
第5章 伝説形成と現代史
第6章 過去と現在―近代・前近代の森の意識
第7章 動物たち
第8章 森の利用法
第9章 政治の森
第10章 あとがき

著者等紹介

レーマン,アルブレヒト[レーマン,アルブレヒト][Lehmann,Albrecht]
1939年生まれ。ハンブルク大学で民俗学を学び、その後同大学で教鞭を執り、2005年の春に退職するまで同大学民俗学研究所の教授を務めた。民俗学の中でも口承研究を専門とし、その対象はメールヒェンの世界から日常の生活世界に及び、「語り」やインタビューを通してひとつの社会事象を探るという独自の研究手法を取る。また、ドイツ学術協会のプロジェクトとして「現代における森に対する意識と森林利用」の調査に取り組み、森の存在に強い関心を寄せている

識名章喜[シキナアキヨシ]
1956年生まれ。1981年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。ドイツ文学専攻。現在慶應義塾大学商学部教授

大淵知直[オオブチトモナオ]
1968年生まれ。1997年慶應義塾大学大学院文学研究科独文学専攻博士課程満期退学。1996‐98年、2003年ミュンヘン大学ドイツ及び比較民俗学研究所に学ぶ。現在国士舘大学法学部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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