叢書・ウニベルシタス
他者の受容―多文化社会の政治理論に関する研究

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  • サイズ B6判/ページ数 403,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588008030
  • NDC分類 311.1
  • Cコード C1310

出版社内容情報

多元化するとともにリスク共同体化する世界社会。他者の受容を可能とする「差異に敏感な普遍主義」の論理を展開して,国家の枠組みを超えうる人権政治を擁護する。

内容説明

多元化・リスク共同体化する世界で、他者を受容し、差異とともに生きる論理はいかにして可能か。

目次

第1部 道徳的義務の権威はどのように理性的なのか
第2部 政治的リベラリズム―ジョン・ロールズとの論争
第3部 国民国家に未来はあるか
第4部 人権―グローバルレベルと国内レベル
第5部 「協議主義的政治」とはどのようなものか
『事実性と妥当性』への付論―カードーゾ・ロー・スクールにおけるシンポジウムでの論評への答弁

著者等紹介

ハーバーマス,ユルゲン[ハーバーマス,ユルゲン][Habermas,J¨urgen]
1929年ドイツのデュッセルドルフに生まれる、ゲッティンゲン、チューリヒ、ボンの各大学でドイツ文学、心理学、社会学、哲学を修め、56年フランクフルト社会研究所のアドルノの助手となり、フランクフルト学派第二世代としての歩みを始める。61年『公共性の構造転換』で教授資格を取得し、ハイデルベルク大学教授となる。64年フランクフルト大学教授、71年マックス・プランク研究所所長を歴任、82年以降はフランクフルト大学に戻り、ホルクハイマー記念講座教授を務め、現在はフランクフルト大学名誉教授。60年代末のガダマーらとの解釈学論争、ルーマンとの社会システム論争、さらに『コミュニケーション的行為の理論』(81)をはじめとする精力的な仕事、86年の歴史家論争以降の多方面にわたる社会的・政治的発言を通じて、ドイツ思想界をリードし、国際的にも大きな影響を与えてきた

高野昌行[タカノマサユキ]
1954年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。哲学専攻。東京女学館大学助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

砂糖 翠

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批判からハーバーマスの理論を汲み取ることで、ようやく彼のエッセンスを捉えられてきたようにも思われる。たしかに、彼がコンテクストを見てないという批判を受けるのはわかるが、大前提として道徳的問い、正義を優先させている以上、そんな部分で批判するのはなんだかなあと思い始めた2015/05/16

Sebastianus

0
再読完了。うーん言ってることはうなずけるし数年前の自分なら飛び乗ったけど、いまは批判すべき一冊ってかんじだ2011/10/16

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