出版社内容情報
人類は本当に文明化したのか??。乳房の挑発する力と,それが生み出すはじらいの歴史を,宮廷社会から自然民族の世界,現代の性風俗産業にまでわたって考察する。
内容説明
乳房の挑発する力と、それが生み出すはじらいの歴史を追って、「文明化の理論」を覆す。
目次
失われた模範。文明化理論に対する理論的所見
ヴィクトリア朝時代の人びととデコルテ
自由、平等、軽簿
一七世紀における「腹立たしくも破廉恥な乳房の露出」
処女王
中世末期の「覆われざる乳房」
中世に「トップレス」のモードはあったか?
「胸から飛び出した乳房」
中世における胸に対する恥じらい
「…乳房を弄びたい」〔ほか〕
著者等紹介
デュル,ハンス・ペーター[デュル,ハンスペーター][Duerr,Hans Peter]
1943年、マンハイムに生まれる。哲学的人類学により教授資格を取得し、ドイツ、スイスの各大学で民族学、ヨーロッパ文化史を講じた。1980年教壇を離れ、民族学はもとより、考古学、社会学、歴史学、文化人類学、言語学など幅広い領域にわたって、自由な立場で研究に従事している
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