出版社内容情報
その思索へ向かって思索する試み??中世最大の神秘主義思想家エックハルトの,その偉大かつ不朽の人生叡智を,アクチュアルに現代に位置づけて解き明かす試み。
内容説明
エックハルト、この偉大な神秘思想家の不朽の人生叡智を、アクチュアルに現代に位置づけて解き明かす。
目次
第1部 神性の暗き光への道(「離脱」;「離脱」と、真理としての神;善性としての神;真理と善性との基礎としての存在と一者、そして、三位一体 ほか)
第2部 神性という暗き光への道の前提としての、魂の根底(魂の根底とその根底における非被造物)
第3部 神性という暗き光における世界のヴィジョン(神における世界の物;世界の始まりと終わりの不可思議さ;始まりの不可思議さから出て来る世界の根源と、統一としての世界の根源的形態;世界の不統一、禍と罪 ほか)
著者等紹介
ヴェルテ,ベルンハルト[Welte,Bernhard]
1906年生まれ、カトリックの僧で、1952年から以降1975年に退官するまで、フライブルク大学(キリスト教)宗教哲学の正教授をつとめた。1983年没。アリストテレス、トマス・アクィナスについての碩学として知られ、マイスター・エックハルトの思想にも生涯親しみ、本書はその研究の集大成となるもの。なお本書は、著者ヴェルテが1976年1月14日に最晩年のハイデッガー(同年5月26日没)と行なった対話を機縁に書かれたものである
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