出版社内容情報
ヘーゲル,ハイデガーを綿密に読解し,ベルクソン,ブロッホらに新たな論考を加えるソルボンヌ大学における最終年度の講義録。レヴィナス思想の中核を明確に示す。
内容説明
倫理的関係と解された人間同士の関係をどう解明するか。レヴィナス思想の中核に息づく問題点を三つの観念―死、時間、神の〈名〉―を通して展開を試みる。ヘーゲル、ハイデガーを綿密に読解し、カント、ベルクソン、ブロッホらに新たな論考を加えるレヴィナスのソルボンヌ大学における最終年度の講義録。
目次
死と時間(最初の問いかけ;私たちは死について何を知っているか;他者の死と私の死;避けることのできない道―ハイデガー;現存在の分析論〔ほか〕)
神と存在―神―学(ハイデガーから始める;存在と意味;存在と世界;倫理を起点として神を思考すること〔ほか〕)