叢書・ウニベルシタス<br> バフチン以後―「ポリフォニー」としての小説

叢書・ウニベルシタス
バフチン以後―「ポリフォニー」としての小説

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  • サイズ B6判/ページ数 397,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784588003486
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C1390

出版社内容情報

ミハイル・バフチンの発想と方法をG.エリオット,ジョイス,ロレンスからクンデラに至る小説の分析に応用して,ポリフォニーとしての小説の可能性を縦横に論究。

内容説明

ミハイル・バフチンの発想と方法(ジャンル論、話法論)をG エリオット、ジョイス、ロレンスからクンデラにいたる小説の分析に応用して〈ポリフォニー〉としての小説の可能性を縦横に探る。作品の緻密な〈読み〉によって小説と批評の現状を展望する待望の書。

目次

第1章 今日の小説―理論と実践
第2章 現代小説におけるミメーシスとディエゲーシス
第3章 『ミドルマーチ』と古典的リアリズム小説の概念
第4章 ロレンス、ドストエフスキー、バフチン
第5章 現代小説のダイアローグ
第6章 バフチン以後
第7章 初期ヴィクトリア朝小説における群衆と権力
第8章 構成、分配、配列―ジェイン・オースティンの小説における形式と構造
第9章 曖昧さの芸術―『ポイントンの蒐集品』
第10章 現代的物語叙述における不確定性―「バサースト夫人」を読み解く
第11章 ミラン・クンデラと現代批評における作者概念
第12章 ダブル・バインドで読み悶える
第13章 ひとつのビジネス―アメリカにおける学術批評家

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

凪音

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辛い、というのが正直な所。特に前半が読みにくかった。後半は実践的な為分かりやすい。恐らく作者に批評家、小説の登場人物と名前が多すぎる為だと思われる。そして、文学評論を批評しているので、眼鏡を何重にも掛けたように、内容以前に文章が難解。当たり前の事を難解に書かれて苛立ちはするが、その発見と検証の過程は目を見張るし、原題に使われるアフターの意味にも繋がっている。イギリスの古典や有名所の小説が数多く登場する為、それらの視座の一つとしては素晴らしいが、読んでいないか、何かを得ようと読むのでない限り、退屈極まりない2012/05/27

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