出版社内容情報
ゾラの大作『ルーゴン = マッカール叢書』の内包する基本構造を広範な歴史的・社会的コンテクストにおいて読み解き,19世紀科学と自然主義文学との同一性を語る。
内容説明
ゾラの大作『ルーゴン・マッカール叢書』の内包する基本構造を広範な歴史的・社会的コンテクストにおいて読み解き、物語の源泉としての同時代の科学―熱力学とトポロジー、火、モーター、循環―を語りつつ文学・科学・神話を横断する新たな批評の領野をひらく。
目次
第1部 局所論(図式;モーターと循環;ゲーム)
第2部 全体論(ゲーム、図式、モーターおよび循環)