内容説明
明治2年、困難に満ちた航海を乗り越え、遠くオーストリアより一人の少年が日本にたどり着いた。16歳のミヒャエル・モーザーである。そして、彼は新天地にとどまり写真家として生きることを決めた…航海の道行き、そして日本での滞在の中で書き残したモーザー自身による日記・書簡類をひもとき、時代を浮かび上がらせる豊富な写真資料と共に彼の見聞した明治初期の世界を浮き彫りにする。
目次
1 手書きの日記「東アジアに向かう旅で経験したこと」
2 書簡
3 手書きの日記
4 手書きの日記
5 旅行記
6 手書きの日記・新聞に掲載された日記
7 エッセイ
8 自伝的エッセイ
著者等紹介
宮田奈奈[ミヤタナナ] [Pantzer,Peter]
1979年和歌山県生まれ。2003年国際基督教大学教養学部卒業。2007年ドイツ・ボン大学で修士号(Magister)取得(主専攻:日本学、副専攻:中国学、比較宗教学)。2012年同大学にて博士号取得(日本学専攻)。2011年ドイツ外務省後援・日独修好一五〇周年記念展特任研究員。2011年から12年までドイツ・フリッツ・ティッセン財団奨学生。2015年イギリス・エジンバラ大学大学院社会科学系健康科学研究科で理学修士号取得(心理療法学専攻)
パンツァー,ペーター[パンツァー,ペーター]
1942年オーストリア・ザルツブルク生まれ。1968年オーストリア・ウィーン大学で博士号取得(歴史学専攻)。ボン大学名誉教授。1968年から71年まで日本の文部省奨学生として東京大学に留学。ウィーン大学日本学研究所助教授を経て、1988年から2008年までドイツ・ボン大学日本学科教授。1998年から2002年まで欧州日本資料専門家協会(EAJRS)会長。2000年よりボン独日協会名誉会長。2000年オーストリア文化勲章第一級受章、2003年『米欧回覧実記』のドイツ語訳で第五回国際交流基金翻訳賞受賞、2007年春の叙勲で旭日中綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HMax
本の蟲
アメヲトコ
相馬
ポレポレ