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内容説明
「書誌学」とは、「書物」という人間の文化的活動において重要な位置を占めるものを総体的に捉えること、すなわち、その書物の成立と伝来を跡づけて、人間の歴史という時間と空間の中に位置づけることを目的とする学問である。この書物はどのように作られたのか。どのように読まれ、どのように伝えられ、今ここに存在しているのか―。「モノ」としての書物に目を向けることで、人々の織り成してきた豊穣な「知」のネットワークが浮かびあがってくる。
目次
第1部 古典籍を見る(実践編)(調査用具と参考書;構成要素と記述項目;大きさと装訂―付・残存状況 ほか)
第2部 古典籍を知る(知識編)(紙その他の原材料;中国・朝鮮の書物と日本;古代・中世の写本と蔵書(1)―寺院 ほか)
第3部 古典籍を読む(応用編)(図書館資料のなかの古典籍;辞書を使う;注釈書を読む ほか)
著者等紹介
堀川貴司[ホリカワタカシ]
1962年、大阪府生まれ。東京大学大学院単位取得退学、博士(文学)。現在、鶴見大学文学部ドキュメンテーション学科教授。専門は日本漢文学・書誌学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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