決闘の話

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  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784585053620
  • NDC分類 230
  • Cコード C0022

内容説明

フェアプレーの精神にのっとり、一対一で殺し合う。人はなぜ、そのような行為をするのか。決闘にまつわる話ほどまったく愚かで、面白い話柄はあるまい。と同時にこれほどまでに人間の心理と行動の背反した真実をつきつける話もすくないようだ。現代社会では決闘の風習はなくなっているが、その結果、人間社会に何が行われるようになったのかを見つめておくことも必要だろう。人間心理の深奥を垣間見せるヨーロッパの決闘史をひもとく。

目次

序章 決闘というもの
決闘の作法
決闘の歴史
イタリア・スペインの決闘
フランスの決闘
イギリス・アイルランドの決闘
ドイツ・東欧・北欧の決闘
ロシアの決闘
アメリカの決闘
文士の決闘
女の決闘・異例の決闘
終章 闘いの果て

著者等紹介

藤野幸雄[フジノユキオ]
愛知学院大学客員教授、図書館情報大学名誉教授。専門は図書館史、出版文化史。1931年、群馬県に生まれる。東京外国語大学ロシア語科卒業、カリフォルニア大学(UCLA)大学院に留学。図書館情報大学教授、同副学長、東京農業大学教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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総代

1
決闘の作法、変遷の解説。主に名誉を守るための決闘、あるいは簡易な裁判としての決闘について各国の記録をあげて、分析紹介している。そもそも決闘にいたるなぞということは、たいへんにロマンティックな出来事であり、そのような当事者によって行われた。本邦におけるイメージでは、復讐とかもう少し湿っぽいもののような気がするので研究を待ちたい。意外に決闘においてぬきんでた国とはハンガリーだったらしい。2012/05/02

guanben

0
決闘って言ったら、死ぬまで戦うデスマッチだと思ってた。まあ、殺し合いは合理的ではないということだな。2014/06/21

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