日本の作家100人<br> 泉鏡花―人と文学

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日本の作家100人
泉鏡花―人と文学

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  • サイズ B6判/ページ数 204p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784585051893
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0091

内容説明

日本文学史上に屹立する孤高の作家、泉鏡花を知るための、最もわかりやすい案内書。文学のみならず、民俗学や文化人類学、演劇や絵画、社会学などさまざまな学問領域からのアプローチを受ける鏡花文学を教育学の側面から考究した「教科書からみた鏡花批評史」「教材化された鏡花作品」を中心として、泉鏡花の逸話に満ちた生涯を概観した「泉鏡花小伝」、代表作の案内と基礎資料を提供する「作品案内」「年譜」「主要参考文献」を加えた。「天才」といわれ「難解」と考えられた鏡花文学への最良の入り口となる一冊。

目次

1 泉鏡花小伝(生い立ち;上京、そして玄関番時代 ほか)
2 教科書からみた鏡花批評史(教科書に載った鏡花作品;戦後の教材化 ほか)
3 教材化された鏡花作品(「七宝の柱」;「高野聖」)
4 作品案内(外科室;照葉狂言 ほか)

著者等紹介

眞有澄香[マアリスミカ]
神奈川県生まれ。博士(教育学)。日本ペンクラブ会員(ペン電子文藝館委員)。2004年度関東教育学会研究奨励賞受賞。実践女子大学大学院博士課程文学研究科単位取得満期退学。東京学芸大学大学院博士課程連合学校教育学研究科修了。私立大西学園高等学校教諭、国際日本文化研究センター共同研究員、東京学芸大学・國學院大学・相模女子大学非常勤講師などを経て、同朋大学文学部准教授。専攻は教育学・日本近現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒロミ

56
わかりやすい本でした。泉鏡花の伝記と没後余話、教科書からみた鏡花批評史、教材化された鏡花作品、作品案内などあっさりプレーンな構成でこれから鏡花で卒論を書こうとしている大学生向けかな?と思いました。厚さもないのですぐ読み終わります。鏡花没後、養女になった名月さんのお話が切なかったです。作品案内が鏡花ビギナーの私にはすごく助かりました。2016/07/31

ㄜƕ

1
要再読。2016/04/12

rbyawa

0
i092、このシリーズはどの本を読んでも新味があるとは思うし、教科書への取り入れの変遷、どこか隙間に捩じ込むように選ばれることがあるのみという見解も、その解説までは踏み込まれていなかったものの意義があったとは思う。ものの、硯友社のち少しって…いやさすがに伝記としては扱ってる時期が短すぎるような。特に晩年の辺りには文化行事に業界長老格としてなのか出ていたり、だいぶのちの文藝春秋に業界の代表者として呼ばれたり若手と交流があったり、映画や演劇に一大ブームがあったりしたからなぁ…。その全てが丸っと無視されるとは。2018/11/09

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