内容説明
本書は、ユニークな日本人起源論、邪馬台国の解釈、そして邪馬台国から奈良時代までつづく“動乱の古代王位争奪戦”、王墓の盗掘事件、湖底遺跡の秘めるミステリアスな問題など、謎と疑問に満ちた古代史上の人物と事件に、歴史に造詣深い推理作家の著者が迫る。
目次
第1章 日本誕生の謎(日本人はどこから来たか;邪馬台国を推理する―吉野ヶ里と卑弥呼;騎馬民族が日本を征服した?)
第2章 飛鳥王朝の謎(ねらわれた国書―姿を消した小野妹子;法隆寺の謎)
第3章 「女帝の世紀」の謎と怪奇(聖武王朝殺人事件―長屋王の変;孝謙女帝と道鏡の恋の虚実;桓武天皇暗殺未遂事件―天武系皇胤の陰謀)
第4章 古代争乱の謎と秘話(7つの謎とその真相;「百人一首」に秘められた争乱秘話)
第5章 天皇陵盗掘と湖底遺跡の謎(天皇陵の盗掘者;琵琶湖縄文人の謎)