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内容説明
その肉体と知性で王を虜にした女の献身と計略。王の公認の愛人“寵姫”、埋もれていた実態が浮かび上がる。
目次
王たちのセックス
ベッドを出たら―王を喜ばせる努力
寵姫と王妃―王の寵愛をめぐるライバル
寝取られた男―寵姫の夫
寵姫たちの心理戦―成功の代償
セックスの報酬
王の死
栄華の終焉とその後
王と寵姫と結婚と〔ほか〕
著者等紹介
ハーマン,エレノア[ハーマン,エレノア][Herman,Eleanor]
1981年までボルチモアのツーソン州立大学にてジャーナリズムを専攻し、そののち、ヨーロッパ諸国にて各国言語を学ぶ。これまで多くの論文を発表し、1989年から2002年までボンの出版社に勤務。現在はフリーのライターとしてヴァージニア州アレクサンドリアに住んでいる
高木玲[タカギリョウ]
1958年兵庫県生まれ。大阪外国語大学大学院修士課程を修了。関西大学非常勤講師を務める傍ら、2001年よりドイツ語出版翻訳に従事する。大阪府池田市在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
若黎
4
うちの積読カオスから発掘。どうもポンパドゥール夫人かディアーヌ公妃関連で買っていたらしい。 数多いる寵姫のなかでは、やっぱりポンパドゥール夫人が一番かなぁ。政治的にはいろいろ失敗してるけど、飽き性のルイ十五世をがっちり掴んでたしね。 二十歳も年上でアンリ二世を離さなかったディアーヌ公妃も嫌いではない。こっちも国政に口も手も出してたけどね。連名で文書に署名までしてたらしいからなぁ。 本のタイトルはイマイチなのが残念。女王たちの 〜もあるらしいが、うちのカオスに埋もれているか不明。もしあったら、とりあえず読む2021/01/31
さや
4
閨の中での振る舞いを扱った本かと思いきや、どっちかというとベッドの外での権謀術数やら当てこすりのお話がメイン。翻訳なのに貴婦人がみんなベルばらみたいな喋り方なのは翻訳者のさじ加減なんだろうか。そんなイメージあるけども、おかげでみんなポリニャック伯夫人みたいな顔で想像されちゃうんだよな。2016/02/07
Rieko Ito
3
身もふたもない題名だが、面白い。笑い転げるようなエピソードが山盛りだが、人生や歴史についても示唆に富んでいる。この手の本の中では、質、量ともに出色。2020/08/05
まやま
2
図書館の書架で見つけた本。フランスの寵姫たちは馴染みがあったが、それ以外の国の女性たちは、初めて知る人物も多く、面白く読んだ。タイトルがちょっと扇情的で、家の本棚に置くには家人の目が憚られるところである。(でも、電車の中では、構わず広げて読んでしまいましたが)2013/05/03
夜の女王
0
☆☆☆2010/11/27