内容説明
頭が良く、おまけに恋もしている女性ヒラリーは、野心も結婚生活も捨てる気はなかった。容姿にそれほど恵まれなかった彼女は、美しくなろうとした。公然と侮辱され、愚弄されながらも、彼女は毅然として立ち向かった。権力と幸せ、母親でいながらの自立、女性らしさと成功―人生において、彼女がそのつど選択してきたことは、私たちの世代の女性が悩みながらも選択する道でもある。母や祖母の世代には考えられなかった生き方…。本書は、ひとりの女性が自分自身の矛盾や苦しみ、弱さを見つめながら、執念で勝ちとった冒険物語である。
目次
今を生きる女性
ニューヨーク州上院議員
信念の選択
運命の出会い
長い選挙戦
彼女を見る目
負かすべき男たち
ヒラリー・ヘイター
ヒラリー派
心優しい女性
決め手となった熱い論争
自分のスタイル
物語はまだ終わらない
著者等紹介
オックラン,クリスチヌ[オックラン,クリスチヌ][Ockrent,Christine]
フランスの女性テレビキャスターの草分け的存在で、現在は日曜夜の政治番組の顔。著書も多く、フランスではもっとも知名度のある女性知識人のひとりである
鳥取絹子[トットリキヌコ]
1947年生まれ。翻訳家、ライター。お茶の水女子大卒。出版社勤務の後、72~74年パリに滞在。ルポ記事を書くほか、シャンソンの対訳や翻訳をする
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