内容説明
モルガン、メリル、リーマンなど外資系投資銀行で辣腕をふるったM&Aアドバイザーが、日本企業生き残りの「成長戦略」を問う!いま世界で何が起きているか日本はどうなるか。
目次
1章 ファンド篇 赤いハゲタカはトヨタを買収するか(時価総額12兆円のトヨタといえども買収の可能性はある;国家ファンド(SWF)とは何か ほか)
2章 敵対的買収篇 なぜマイクロソフトは任天堂を買収しないのか(キャッシュを抱えている任天堂が買収されない理由;マイクロソフトは任天堂を買収した方が良かったのではないか ほか)
3章 買収技術篇 M&Aを成功に導くポイント(牛角のMBOで株主たちは何を怒っているのか;なぜNTTドコモはM&Aで最も失敗した日本企業と言われるのか ほか)
4章 投資銀行篇 買収を陰で演じた投資銀行はどうなったか(投資銀行は無くなってしまったのか;投資銀行は「投資もしない」し「銀行でもない」 ほか)
5章 価値創造・戦略編 新世紀のM&Aとはどういうものか(追い詰められた日本の百貨店;「ビールの王様」の本拠地を激震が襲った ほか)
著者等紹介
岩崎日出俊[イワサキヒデトシ]
1953年、東京生まれ。早稲田大学政経学部政治学科卒業後、日本興業銀行に入行。スタンフォード大学経営大学院で経営学修士(MBA)取得。22年間の興銀勤務を経て1998年より2003年までJPモルガン、メリルリンチ、リーマン・ブラザーズの投資銀行各社においてマネージング・ダイレクターとして企業合併・買収の最前線に関与してきた。現在は経営コンサルタント会社インフィニティ代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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