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体にいい食べ物はなぜコロコロと変わるのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 255p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584124413
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0295

内容説明

今日の「食べるな!」明日の「食べよう!」「健康」「美容」に支配されたヘルシー・ファッションフードの“根拠”なき戦い。

目次

プロローグ―いつでも「体にいい」が食のキーワードだった
第1章 なぜ「体にいい食べ物」はコロコロ変わるのか?
第2章 「食べるな危険」はいつはじまったのか?
第3章 カリスマ・ダイエッター参上!
第4章 元気なアナタも半病人、健康食と健康法の一〇〇年
第5章 いつから食べ物は「クスリ」になったのか?
第6章 混乱する「アンチエイジング」情報
エピローグ―健康情報にふりまわされないために

著者等紹介

畑中三応子[ハタナカミオコ]
1958年、東京生まれ。ファッションフード研究家・料理本編集者。『シェフ・シリーズ』と『暮しの設計』(ともに中央公論新社)編集長を経て、プロ向けの専門書から超初心者向けのレシピ本まで幅広く手がけるかたわら、近現代の流行食を研究・執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

29
読友さんのレビューを見て興味をもった1冊。体にいい食べ物と体に悪い食べ物はどのように生まれ、どのように変わり、メデイアはどのように扱ってきたのかをここ100年間を振り返ったもの。福沢諭吉の『肉食之説』での牛乳の記述が印象的。「牛乳を飲まないのは日本人の恥」「薬より牛乳を根気よく飲むほうが万病に効く」と断定。初期の牛乳は薬用にたしなまれ、現在の「栄養ドリンク」のような位置づけだったよう。健康情報はその時々の時代の健康観を反映するもの。右往左往せず、体にいい食べ物をほどよいさじ加減でとりいれていければと思う。2019/05/23

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

24
あれが体にいいから食べなさい。あれは体に悪いから食べてはいけない。情報が多すぎて混乱してしまうけれど、これ、最近はじまったことじゃなくて、明治時代から延々とやってるんですね……。2014/11/30

シルク

15
ふ……ふははは……(゜∀゜) 実家では母親が、「おもいっきりテレビ」と「ためしてガッテン」の熱心な視聴者で、ココア旋風も赤ワイン熱も、きなこも寒天もバナナも何でもあったよ。そういえばこどもの時~かなり長い間、実家での朝食は甘い菓子パンかケーキ、もしくはお饅頭とかだった。これもおもいっきりかガッテンで、「朝は甘いものを食べて脳を目覚めさせて、そうしてこどもにしっかり勉強させましょー☆」って放映したからだった。毎晩夕飯の時間って、大概不在の父親の悪口か、あるいは「ココアが……」とかって、講釈タイムだったな。2018/12/24

中年サラリーマン

13
タイトルと内容に差異があるかな。ダイエット食、方法の歴史をまとめた本。タイトルの疑問に関して明確には答えてないかな。まぁ、歴史をざっと確認するのには役立つ。2014/10/22

或るエクレア

11
明治からの健康ブームを追っていく感じ。江戸時代は養生と言われて余分なものを「削る」感じだったが、現在は「積み足し」ていく感じで際限がなくなった。また成人病を生活習慣病としてしまったために、病気は自己責任というイメージが出来てしまったのも大きいようだ。昔は病気は自然になるものだったらしい。この辺の自意識に何でも乗っけていこうとする感じが近代の弊害のように感じる。2017/01/14

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