内容説明
世の中には「やりたい仕事に就こう！」「モチベーションをアップする方法」などの書籍やセミナーがあふれている。にもかかわらず、多くのビジネスピープルが「今日もやり気が出ない」と悩みを抱えて生きている。本書ではこうした世間のモチベーション信仰に警鐘をならし、憂鬱なあなたに向け、新しい仕事術の提案をしていく。成功のためには、「やりがい」「夢」「目標」なんて不要だ。やる気があるときもなかなか出ないときも、確実に結果を出していくための方法とは。
目次
第１章 今日もモチベーションがあがらない
第２章 なぜ世の中は「やりがい」を強いるのか
第３章 やりたい仕事か、金になる仕事か
第４章 やる気が出ない自分をつき動かす方法
第５章 成果を出し続ける人の８つの習慣
第６章 絶望の国で生きていくための心得
著者等紹介
坂口孝則［サカグチタカノリ］
未来調達研究所所長、株式会社アジルアソシエイツ取締役。大阪大学経済学部卒業後、メーカーの調達部門に配属され、調達・購買・原価企画を経験。現在は、同領域のコンサルティング、研修講師に従業。メールマガジン「ほんとうの調達・購買・資財理論」執筆者（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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チャー
12
本書は多くの啓発書で取り上げられ、いかにして常に高く保つかととされているモチベーション信仰に対して冷静な視点で著者の意見が述べられている。もともと気分ややる気で仕事をすることに無理があると著者は述べる。やりたいことややる気で業務に向かうのではなく、目の前の仕事を淡々とこなし、きちんと片付けることを黙々と積み重ねることが重要だという指摘は、これまであまり触れたことがなく新鮮であった。失敗もやる気根性論で語られるのではなく、きちんとした準備と適切な対処がなされていないゆえに起こる。意識よりも行動が大切である。2021/09/28
来訪者
6
コンビニでタイトルを見たとき「全くもってその通り」と同意して購入して読んでみました。一つの考え方としてはありだと思います。結構自己啓発書などは読んできたつもりですがしっくりこないものも中にはありましたが、何となく理由もわかった気がします。2012/03/29
芸術家くーまん８４３
3
「モチベーションで仕事はできない」坂口 孝則 ベストセラーズhttp://amazon.co.jp/o/ASIN/4584123683/mag06-22/ref=nosim/成功への道に「やる気」はないという一冊。ここでいう「やる気」とは、お酒を飲んで元気になるような一時的な「やる気」です。良い本を読んで「やる気」が出たが、次の日には元に戻ってしまう人のことです。＜調子がよく、モチベーションに溢れているときに100点をとる社員よりも、平均的に70点をとる社員のほうが圧倒的にリスクは少ない。＞たんたん2013/09/28
ばっぱら
2
モチベーションの話から最終的にはエクセルのショートカットなどの効率化の話になった。多少極端なところもあるが（わざとかな？）、言いたいことは理解できる。モチベーションにこだわる前に手を動かせと。人生の大逆転を狙うのではなく、日々の微細な改良が将来大きな変化をもたらすと信じること。そのために今に集中すること。2015/05/21
サンノート
2
違和感だらけだった。リアリストの乾いた言葉では人の心を動かすことは出来ない。自分は情熱を持ち、誰かを熱くしたり感動させたりする仕事をしたいと思っている。それにはまずは自分がやる気や情熱に満ちあふれた人間にならなくてはならない。やる気は一時的なものではなく、継続することができる。この著者の主張はファックオフだ。おとといきやがれ。2015/01/14
