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災害そのとき人は何を思うのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584123379
  • NDC分類 369.3
  • Cコード C0230

内容説明

台風、地震、水害、火山噴火。地球環境の変化と共に被害が年々大きくなっている現代の災害。どうしたら、災害の被害を小さくし、乗り越え、回復していけるのか?避難時間はたったの数十分、躊躇することが一切許されないこの短時間の中で、人間は何を考え、どんな行動を取るのか。平常時ならできる“冷静な判断”を阻害し、逃げ遅れを引き起こす心理のワナ、人間を危険に近づけてしまう“スリル志向”の仕組みなど、災害心理学の側面から、人間の行動を読み解く。

目次

第1章 異常を感じたくない心理(生かされなかったスリー・マイル島原発事故の教訓パニックを恐れた情報の秘匿;さまざまなバイアスによって迫った危険から人が「逃げない理由」 ほか)
第2章 災害を待つ心理(災害を期待してしまう傾向ウェイティング・ディザスターとは?;危険愛好家「Tタイプパーソナリティ」 ほか)
第3章 「パニック」の心理(集団で起こる人間行動の暴走;災害時にパニックは起こるのか? ほか)
第4章 災害時のストレスを超えて(災害直後の至福の感情;災害後のストレス障害 ほか)

著者等紹介

広瀬弘忠[ヒロセヒロタダ]
1942年生まれ。東京大学文学部心理学科卒。東京大学大学院博士課程中退。東京大学新聞研究所助手。東京女子大学文理学部助教授を経て同大学教授。同大学を停年で本年3月末退職(東京女子大学名誉教授)。専門は、災害・リスク心理学。文学博士(東京大学)。現在は、Journal of Risk Research(Associate Editor)、International Committee on Disaster(Board Member)、東京女子大学名誉教授、安全・安心研究センター、センター長

中嶋励子[ナカジマレイコ]
1958年生まれ。東京女子大学文理学部心理学科卒。アイ・ソリューションズ(有)代表取締役。東京大学大学院博士課程修了。09年より東京女子大学非常勤講師。東京女子大学特任研究員。博士(生涯人間科学:東京女子大学)。専門社会調査士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サラダ

3
災害心理学の本です。水害で逃げおくれてしまうのは、危険を認識しないことで、ストレスを避けようとする自己防衛メカニズムによります。人に備わっている心を守る機能で「正常性バイアス」と呼ばれています。平時には有効な機能ですが、災害時に作動してしまうと命に関わってしまいます。知識として知っているだけでも、いざという時に命を守ってくれることなので、多くの人に広まっていって欲しい考えだと思います。2018/07/17

ひまつぶ市民。

0
「これまで行ってきた仕事をまとめあげ」たということで、過去に他の著書を読んだことがあるならば、目新しい物は含まれていない。無理な編集をしたのだろうか、共著者がいることの影響か、表現のおかしな箇所があった。2016/04/24

norio sasada

0
https://blog.goo.ne.jp/sasada/e/e0aedc04fc5b59a55e392f86d261f45c https://note.com/norio0923/n/nb5bb7437de1a2012/02/18

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