内容説明
この国では、春と夏と冬の学校が休みになる時期に、全国のJR主要路線で奇妙な現象が起こる。「青春18きっぷ」を利用して鈍行列車を乗り継ぎ、相当な距離を移動する老若男女が激増するのである。そのネーミングや、学校が休みの時期に合わせて発売されることから、学生しか使えないものと勘違いされることもあるが、使用者の年齢制限はない。そこで近年は、現役を引退したシニア層のグループ旅行などにも大いに活用されている。本書では、著者なりの「青春18きっぷ」の活用法や、鈍行旅行の楽しみについて提案。
目次
第1章 鈍行紀行(1)日本最長「山陰本線」夢見紀行
第2章 「青春18きっぷ」の基礎知識
第3章 「青春18きっぷ」でモトをとるための手引き
第4章 プランニングの楽しみとコツ
第5章 鈍行紀行(2)紀伊半島ぐるり一周、ほぼ鈍行の旅
第6章 鈍行の旅を愉しむコツ
第7章 鈍行紀行(3)根室本線、日本最長距離ディーゼル鈍行の旅
著者等紹介
所澤秀樹[ショザワヒデキ]
旅行作家。交通史・文化研究家。1960年東京都生まれ。日本工業大学卒業。重電機器設計、輸出事務、広告宣伝、リゾート開発、市場調査、ビデオソフト製作、債権管理、医療事務コンサルタント他の職を経て、旅、鉄道を中心とした執筆業に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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