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龍馬が望まなかった戊辰戦争

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  • サイズ 新書判/ページ数 187p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584122563
  • NDC分類 210.61
  • Cコード C0221

内容説明

龍馬が生きていたら、その後の日本はどうなっていただろうか。歴史のif(もしも)でもよく問われる命題である。土佐と会津をふくめた新生日本を模索し奔走する維新の革命児は、いつしか武力討幕を目論む薩摩や長州の許されざる存在となった。そして、各人各藩の思惑の中―。龍馬は暗殺され、幕府と会津は朝敵とされた。では、龍馬なら、戊辰の内乱を止めることができたのか。本書は、その答えを探るべく、幕末の土佐藩と会津藩を通して、坂本龍馬が望まなかった戦争に翻弄された人々の人生を追っていく。

目次

第1章 会津藩vs土佐藩
第2章 龍馬の戦い
第3章 板垣率いる土佐迅衝隊
第4章 あと一歩だった会津戦争
第5章 降伏の白旗
第6章 革命の生贄
第7章 谷と山川の友情

著者等紹介

星亮一[ホシリョウイチ]
1935年、宮城県仙台市生まれ。岩手県立一関第一高等学校、東北大学文学部国史学科卒。歴史作家。『奥羽越列藩同盟』で第19回福島民報出版文化賞を受賞、またテレビ出演でNHK東北ふるさと賞を受けている。職歴・福島民報記者、福島中央テレビ報道制作局長。この間、日本大学大学院総合社会情報研究科修士課程修了。専攻・日本近現代史。戊辰戦争研究会を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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金吾

22
会津側の立場にたった戊辰戦争です。薩長側とは全然違う話ですので、興味を惹きます。土佐との関係も興味深いものでした。2024/01/13

maito/まいと

4
戊辰戦争の悲惨さを改めて感じる一冊。戦争後の官軍側の非人道的な扱いには、本当に同じ日本人の所業なのかと、絶望してしまう悲しさ。また、会津ら東軍側の無知無策ぶりも、泥沼の抗争に一役買ってしまったことも忘れてはいけない現実。双方の観点を偏らず、程よく折り合わせた展開には好感が持てる。が、さすがにタイトルと内容との齟齬はいただけない。龍馬暗殺前後や戊辰戦争、柴・山川を追いかけすぎて、中盤以降は単なる会津史に留まっている。龍馬と戊辰戦争との関わりや、「龍馬が望まなかった」観点は薄れて、読後の読み応えは今ひとつ。2012/05/11

amabiko

0
NHK大河「龍馬伝」放映開始に先立つ発行。龍馬記念館で開催された企画展「龍馬の望まなかった戦争ー戊辰戦争展」にインスパイアされたものらしいが、タイトルは「会津藩と土佐藩」とすべき。帯に「幕末の風雲児は戊辰戦争最大の惨劇を止められたのか?」との惹句があるが、本書に龍馬はほとんど出てこない。エピソードを集めるにしても、もっと会津と土佐に絞った方がよかったのでは?2014/06/28

みりちち

0
★★☆☆☆2013/05/30

雨巫女

0
会津藩から、みた幕末が面白い。私は、肥後藩生まれですが、嫁いだ先は、長州藩でした。よって戸籍上は、長州藩です。結婚して幕末の藩事情を仕込まれました。明日は、主人の命日です。おかげで、この本面白かったです。ありがとう!旦那さま。2009/11/20

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