内容説明
自分という木は1本しかありません。私たちはどんなにがんばっても、自分という木を何本も増やして森にすることはできません。せいぜい木の幹を太くするか、枝をはりめぐらせて大木にするぐらいでしょう。けれども、そこに他の木を持ってきて植えたら、どうでしょうか。移植する木をどんどん増やして定着させたなら、そこは豊かな森になるでしょう。「引用する」とはそういうことです。知識とは「引用の集大成」。ビジネスでも学問でも芸術でも、とにかく世の中の第一線で活躍している人は豊かな「引用の森」を持っています。あなたの中にも「引用の森」ができたとき、あなたの人生はきっと変わります。
目次
プロローグ なぜ万有引用力なのか
1 ビジネスの場で生き残る「仕事力」をつける万有引用文
2 きちんと相手と向き合える「恋愛力」をつける万有引用文
3 生と死を「受け止める力」をつける万有引用文
4 対人関係で「能力を発揮」する万有引用文
5 幸福になるための「身体能力」を引き出す万有引用文
エピローグ 引用の森をつくろう
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科学校教育学専攻博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法。著書に『声に出して読みたい日本語』(毎日出版文化賞受賞/草思社)、『身体感覚を取り戻す』(新潮学芸賞受賞/NHKブックス)など多数がある。小学生向けセミナー「斎藤メソッド」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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