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ネオ階級社会を待望する人々

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584121375
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C0230

内容説明

山田優と山田花子―。同じ山田とは思えない(?)二人は、人生の様々な局面で、「平等」な扱いを受けられるとは限らない。たとえば、ミスコンテストにどちらかは門前払いを食うかもしれない。読者諸氏は、お気づきだろうか。これが問題なのだ。あなたがどちらを選ぶにせよ、ミスコンに出場する機会は二人ともにあることを決して忘れてはならない。その上で、どちらかが選ばれるのは許される。あえて言おう。世の中には、「良い格差」と「悪い格差」があるのだ!親の年収差のみが生み出す、恐るべき階級制度の時代。

目次

第1章 私は「格差」を肯定する
第2章 格差論争が起きた理由
第3章 格差は誰の責任か
第4章 格差のなにが問題なのか
第5章 なぜ、ネオ階級社会なのか
第6章 ネオ階級社会を待望する人々
第7章 議論のジャンク化が招くもの
終章 機会の平等を守るために

著者等紹介

林信吾[ハヤシシンゴ]
1958年、東京都生まれ。神奈川大学中退。83年に渡英、87年に「英国ニュースダイジェスト」の記者になり、90年に「欧州ジャーナル」を創刊、初代編集長となる。93年に帰国。以降、作家・ジャーナリストとして執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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B.J.

5
●義務教育 :私立校は文科省のカリキュラムに拘束される度合いが、公立校に比べてはるかに低い。→多くの場合「ゆとり」を実践しない。とどのつまり、中学レベルで公立と私立の「格差」は歴然としてしまう。 ●格差:結果の格差と機会の格差 →格差がまったくない社会というのはあり得ないが、私は、人間の世の中というものは「機会平等・結果不平等」であるべきだと考えている。 ●警戒:格差の拡大ではなく、「格差の固定」こそ警戒すべきである。・・・本文より2020/03/24

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